キョーリン製薬ホールディングスさんの営業益が7パーセント減ったというニュースを日経新聞で見ました。
「キプレス」の特許権の存続期間の満了が原因です。やはり、特許の崖(パテントクリフ)は高かったようです。

 

「ムコダイン」も他社の後発薬にシェアを奪われてしまいました。(どうでもいいことですが、福田家では長年ムコダインを愛用していますよ。)

 

効果や有効成分が同じなら、誰でも安価なジェネリックを買いたくなってしまいます。
この点、ジェネリック医薬品は先発薬と必ずしも製法などが同じではないことからジェネリックを嫌がる患者さんも多くいます。

そんな患者さんには積極的にオーソライズドジェネリックを勧めることにより、新薬メーカーは収益を確保することができます。

 

新薬メーカーは、オーソライズドジェネリックを利用して、特許切れ後も自社や関係子会社が市場を独占できる仕組みを作るとパテントクリフへの対抗策を構築できることになります。
もちろん独占禁止法違反になってしまうので、やりすぎはいけませんが・・・。

 

なお、オーソライズドジェネリックについてはいつも通りメインサイトで詳しく解説しています。
オーソライズドジェネリックとは