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韓国の最高裁で「ルシュクル」の著作権侵害品を中国から輸入販売していたキム被告らに対し懲役2年を言い渡す判決が下されました。

*例のごとく旧ブログ「問題解決中」の記事を載せています。実際に書かれたのは2年以上前です。

 

「ルシュクル」とは、日本のデザイナーの戸崎尚美さんがデザインしたうさぎのキャラクターです。

 

貿易業者である韓国人のキム被告は、2010年から2013年の間、ルシュクルの人形を輸入販売し、商標権侵害を指摘されると、「シュクレ・ドルジュ」と商標を変更使用しあいかわらず知的財産権侵害品を売り続けていたそうです。

ちなみに「シュクレ・ドルジュ」というお菓子は存在します。

 

最高裁は、ベルヌ条約に基づいて「日本で創作された著作物についても韓国内で同じように保護すべき」と判決を下しました。
韓国もベルヌ条約の加盟国なのですから、当然の判決ですね。

 

なお、ベルヌ条約は日本を始め多くの国が批准しています。
登録主義を採る特許法や商標法などの知的財産権法と異なり、発生主義を原則としている条約です。

ちなみにベルリはMS乗りの少年の名前であり、ヴェルヌは多目的飛行モジュール(ミーティアの改良バージョン)のことです。この事件とは何の関係もありませんね。

 

さて、今回このルシュクルの話題を取り上げたのは、別に雑学を話したかったからではありません。

ルクシュルを見て、ある事件を思い出したからです。

 

それはもう4年ほど前の事になりますが、ミッフィーの作者がサンリオを訴えた事件です。

 

知らない方のために説明すると、ミッフィーの作者ディック・ブルーナ氏が、サンリオの「キティちゃんの友達」であるうさぎのキャラクター「キャシー」がミッフィーにそっくりだということで著作権侵害を理由に差止請求をしました。

 

この裁判は結局途中で東日本大震災が起こり、争っている場合じゃないよねということで裁判にかかるはずだった費用を寄付して和解となりました。

 

この裁判の結果を見てみたかった人もいることでしょう。

 

で、このミッフィー・キャシー裁判がルシュクルとどういう関係があるのかといいますと、
ルシュクルって、リサとガスパールにそっくりなんです。

 

 

私はリサとガスパールのファンなので家には関連グッズがたくさんあります。

小さな瞳と大きなお鼻が愛らしいリサとガスパール。可愛いですね。

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これに対し、ルシュクルは同じく小さな瞳と大きなお鼻を持っています。口があるのでルシュクルだと認識出来ますがなかったらリサとガスパールと混同してしまいそうです。
ルシュクルは口がついたリサとガスパールといえますし、リサとガスパールは口のないルシュクルといえます。

 

今のところリサとガスパールの作者はルシュクルの作者を著作権侵害で訴えるようなことはないようですが、もしもこれが裁判に発展したら、ミッフィー・キャシー裁判で見られなかった結果が見られるのでは!?と思った次第です。

 

でもって、もしルシュクルが裁判に敗れた場合、ルシュクル裁判で有罪判決を受けたキム被告は「著作権無効により無罪」とか主張し始めて、そしたら今度はルシュクルの商標権者が「いや、ルシュクルの商標権は侵害している」と主張し、さらに「ルシュクル」の商標権を有している別の会社(なぜか別の会社もルシュクルの商標権を持っています。どういう経緯があったのかは知りません)が「少なくとも私の商標権は侵害している」と主張し、もう権利関係が錯綜しすぎてわけわかんなくなりそうで面白いです。

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