世界知的所有権機関(WIPO)によると、2017年の特許の国際出願件数は、とうとう中国が日本を抜きました。

1位は米国。

世界全体で見ると、特許出願は東アジアからの出願が一番多くなっています。

特許出願件数=技術力の高さではないけれど、これは由々しきことですね・・・。

 

WIPOは3年以内に中国が米国を抜くと予測していますし、日本は10年後には「かつての大国。今小国」になってしまいそうです。

 

既にMade in China は人件費が高すぎて今は他の国にシフトしていますし、東アジアの他の国々の技術力も見過ごせません。

 

 

特に、日本との大きな違いは、「若さ」です。

 

東アジアの若き頭脳が集まれば、老化した日本は世界の中心から追いやられてしまいます。

 

日本は今はまだ技術力はあるけれど、今後、特許技術を生み出す人材がいなくなるので国際競争力が低下するのは必然です。

 

特許技術を生み出す人材がいなくなるとは、要するに少子化でそもそも人口の絶対数が足りないよねということと、教育にお金がかかりすぎるので、外国のエリートたちに勝てないよねということです。

 

 

日本政府も本気で少子化に取り組むつもりなら、早い段階で子供の医療費や教育費を無償化しておくべきでしょう。

子供が将来の心配をしないで成長できる基盤を作っておかないと、子どもたちが大人になる頃(たった10年やそこらで)には日本は技術後進国になっているかもしれません。

 

自己保身のために努力する政治家じゃなくて、真面目に日本の将来を考える政治家に頑張ってもらわないと、中国の成長スピードに追いつけません。

 

本当にこのままじゃ日本の優秀な頭脳はどんどん外国に出ていってしまうし、そもそも子供が増えません。

 

保育園を増やすのもいいけれど、そういう応急処置的なことをするんじゃなくて、もっと問題を多角的に見て根本的に解決していかないと駄目なのでは・・・。

 

そのためにはメディアの力も必要ですね。

 

世界を見渡せば成功事例失敗事例いろいろあるのだから、参考にさせてもらって思い切った改革をしてほしいです。

 

票集めのための政策じゃなくて、本当に国の未来の為になるちょっと言いにくいことをしないと。

 

シングルマザー・シングルファザーでも金銭的・精神的に苦労しないで子育てができる環境を整えるというのもいいと思います。

それが離婚率を増やすことになっても。

 

高学歴で数か国語ペラペラで頭脳明晰なお母さんたちが専業主婦をしていたり、将来に期待を持てないでニートをして若さを無駄にしている人がいたり、育児の過酷な現場を見ている小学生の長女が「結婚したくない」と言っている(笑)のを聞くと、ああ、こりゃもうダメだと思うのです・・・。

 

子供は生まれない、女は働けない、となると後はもう国力を維持するには、移民に頼るしかないよ(^^;