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最近は以前にも増して美容・健康ブームが活性化しています。
いつまでも若く健康でありたい、子供に少しでも体に良いものを食べさせたいとの願いから、高級志向が続いているようにも見えます。

 

しかし、ただ単に値段が高いだけ、有名女優を起用しただけの宣伝に騙されてしまったことのある人、騙されたとまではいかなくてもがっかりしたことのある人は多いのではないでしょうか。

 

私も昔、成分を良く確かめもしないで憧れの女優さんがCMをしている美容食品を買ってがっかりしてしまったことがあります(某酵素ドリンク・・・)。

 

こんなとき、「商品名+口コミ」とか「商品名+レビュー」といった検索用語を打ち込んで評価を調べ(そして「やらせレビュー」ばかりでげんなりし)てみたことのある人も多いのではないでしょうか(はい、そうです)。

 

こんなとき、口コミの他に何が信用できる指針となるでしょうか。

 

私は、原材料や」「技術」を調べることにしています。
ブランドが有名でなくても効果的な成分が豊富に含まれている製品は期待通りの効果を得られることが多いですし(逆に使っては危険なものが入っていたら使用は控えます)、広告費をかけていないのでコスパに優れていることが多めです。

 

また、特許文献を見て優れた技術を使っている製品なら効果も期待できそうなので買いたくなります(場合によってはその技術を真似て商品を買わずに自作してしまうこともありますが・・・)。

 

さて、最近特許文献を見ていて面白そうだなと思ったのが株式会社はくばくさんの麦に関する特許技術です。

 

はくばくさんんの会社名は、米のように白い麦(黒い線に沿って分断した麦)についての特許を得たことから来ています。

 

はくばくさんの看板商品である「骨太家族」に使われている特許技術「黒条線選別機の開発と強化精麦の製造方法」は、 関東地方発明表彰で「関東経済産業局長賞」を受賞しています。

また、乾燥めんについての「高温短時間乾燥方式及びその装置」は、「文部大臣表彰科学技術賞」を受賞しています。

 

最近取得された特許のなかには、低糖質ダイエットを意識してか、低炭水化物麺や低カロリー麺の特許が見受けられます。
まだこの技術を利用した製品は販売されていないようなのでこれから商品化されるのかなと楽しみにしています。
女性を中心に売れそうですね。

また、体によく、トリメチルピラジン含有量の多い麦茶の製造方法についても特許をとっています。

麦茶は価格崩壊を起こしていて近所のスーパーの特売で200円以下で買えることが多い中、これらの商品は高品質を歌い、売り上げを伸ばしています。

こうして見てみると、特許は差別化に繋がりますね。

なお、はくばくさんは、食品会社であるにも関わらず、機械や製造方法、梱包方法についても積極的に特許出願を行っています。

もちろんはくばくさんの他にも優れた特許技術を持つ会社は多数存在します。

今日は私がよく買う製品の会社ということではくばくさんを取り上げましたが、次回はまた別の面白い技術を持つ会社の特許を紹介してみたいと思います。