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Mr.Children(ミスチル)の名曲「抱きしめたい」が盗作されているとネットでは大騒ぎになっています。

*この記事も旧ブログ「問題解決中」の記事です。

 

盗作したと容疑がかかっているのは歌手の平浩二さんが歌っている「愛・佐世保」のカップリング収録曲「ぬくもり」です。
作詞は沢久美氏が担当しています。

 

ミスチルの「抱きしめたい」はYouTubeで視聴出来ます。平浩二氏のぬくもりはこちらで視聴できます(下の方に少しスクロールして、視聴を押してください)。YouTubeでも視聴出来るかも。

 

ミスチルの「抱きしめたい」は桜井和寿さんが作詞されています。沢久美氏は桜井さんとは何の関係もありません。

 

著作権の場合は、盗作かどうかの立証が難しいのですが、基本的に、どんなに似ていても、依拠していないのなら著作権の侵害とはなりません(著作権法21条)。

 

たとえば、過去に漫画家の松本零士氏が歌手の槇原敬之氏を訴える事件がありましたが、あの事件では、客観的には似ていますが、槇原敬之氏本人も否定していますし、裁判官の心証としても、依拠しているとは思わないでしょう。

 

なぜなら、槇原敬之氏は年齢的に銀河鉄道999を読んでいてもおかしくはありませんが、どんなに有名なマンガでも、さして重要でない部分に書いてある部分をわざわざ盗用するとは思えないし、文章も短すぎるからです。

 

いえ、もちろん俳句程度の短いものにも著作権は成立するのですが、このケースでは別です。

 

私、福田という全くの中立的立場にいる人間、いえ、どちらかというと銀河鉄道999ファンの立場から見ても、槇原敬之氏の言い分の方に分があるように見えます。

 

とにかく、「全く印象に残らないし、魅力がない部分だから」というのがその理由です。

 

だって、マンガを見たら、普通、みんなメーテルとか汽車に目が行って(あと、てつろう。映画版がやけにイケメンなので悲しいww)文章は飛ばし読みするだけですから。

 

・・・で、本件に戻って見てみると、今回の沢久美氏作詞の「ぬくもり」は、アウトです。

 

沢久美氏は「私は60を超えているし、ミスチルなんて知らない」と主張していますが、年齢はあまり関係ありません。若くても演歌やクラシックが好きな人もいますし。分野が被っている以上言い逃れはしにくくなります。

 

もし本当に知らなかったとしたら、沢久美氏がだれか別の人、ゴーストライターに書かせたという可能性もあります。

ミスチルの演歌バージョンと揶揄されていますが、正に言い得て妙です。

 

曲が違うから印象も違う。歌詞が似ていてもバレないだろう。と思っていたのかもしれませんね。

 

 

しかし、もちろん、曲にも詩にも別々に著作権は発生しますから、曲は模倣しなくても、詩の著作権侵害になります。

 

この事件は、既に平浩二氏のCDを回収ということになってしまっていますが、可哀想なのは歌手の平浩二氏です。

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メインは出身地佐世保への思いを込めた曲だったので余計です。

 

沢久美氏から平浩二氏へのそれなりの賠償がないと、平浩二氏が沢久美氏へ訴訟を起こす可能性も考えられます。

 

いずれにしても、作詞家沢久美氏の作詞家としてのキャリアはここで終わってしまう可能性はありますが、平浩二氏は大丈夫でしょう。

 

ちなみに、今回のケースでは、お金はかかりますが、桜井さんに許諾を貰って、二次的著作物として発表すれば著作権的には何の問題もありませんでした。

 

でも、それだとこれほど話題になったかわかりませんが、”平浩二が愛を込めて歌い上げる演歌版「抱きしめたい」”をキャッチコピーにすれば結構人気が出たかもしれません。

 

ネームバリューのある和田アキ子とか氷川きよしじゃないと無理かな?
というかそもそも櫻井さんが許諾をくれないか。

 

ちなみに、ミスチルの桜井さんが沢久美氏を訴える可能性は限りなく低いと思います。
なぜなら、訴えた所で得るものより失うものの方が大きいから。

 

これが米だったら訴えていたかもしれませんが。
テイラースイフトに歌詞をパクられた!としてテイラースイフトを訴えた人のように・・・。まあ、立場が逆だから訴えないか。

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