*この記事は旧ブログ「問題解決中」の記事と同じです。実際に描かれたのは2年ほど前です。リンクを下さっていた方はこのブログのアドレスに設定し直してくださると助かります。

 

「冬のソナタ」という作品を覚えていらっしゃるでしょうか。2002年に韓国で製作され、2004年にはNHKで放映されたペ・ヨンジュンとチェ・ジウが主演のドラマです。

 

放映当時はヨン様に夢中になる女性たちがたくさんいました。
ペヤングで有名なマルカ食品も冬ソナのヨン様を敬愛するあまり、ぺヨングなる商標を取得したとか・・・(嘘です。時期的に違います)。

 

そして、放映終了後も相変わらず人気の冬ソナは、グッズを販売し、韓国への「冬ソナツアー」が企画され・・・、冬ソナがもたらした経済効果は計り知れません。

 

でも、ヨン様自身は冬ソナ後はパッとしません。

 

ただ、知名度がありますし、ゴリラライフウェイインコーポレイテッドというちょっと個性的すぎる名前の会社の大株主となり、それなりに儲けてはいたようです。

 

2006年には「ゴシレ」という名前の韓国料理レストランを東京高輪にオープンし、その後、名古屋栄や池袋や錦糸町等に支店も増えました。
2015年までにはすべてのお店が閉店していますが。

 

ちなみに「ゴシレ」については2005年にゴリラライフウェイインコーポレイテッドにより既に商標登録出願されています。指定役務「飲食物の提供」についてはもう商標登録更新しないかも・・・?

 

それから、ペ・ヨンジュンという商標については株式会社インタラクティブメディアミックスから商標出願され、登録されています。

 

さて、このぺ氏(・・・いや、ヨン様と呼ぼう)は、実は2014年に取引先から詐欺容疑で告訴されています。

具体的な内容は、というと、ゴリラライフウェイインコーポレイテッドはコジェ社という健康食品メーカーと日本国内での紅参製品の独占契約を結んだのですが、コジェ社は商標権使用料の半分しか支払わなかったため、ゴリラライフウェイインコーポレイテッドは契約を破棄したところ、コジェ社がヨン様を訴えたということです。それだけに飽き足らず、コジェ社は、最高裁判所の前などでヨン様の処罰を求める過激なデモをしたとか。

イメージが大事な芸能人にとっては大きなマイナスです。

ゴリラライフウェイインコーポレイテッドには他にも代表者がいたにも関わらずヨン様にだけこんな仕打ちをするのも卑怯な気がしますね。

 

デモの内容があまりにも行き過ぎていたためにヨン様はコジェ社の責任者たちに対して名誉棄損で訴訟を起こしました。

 

さて、韓国司法はこれをどう判断したでしょうか。

 

大丈夫。ヨン様、勝ちましたよ。

 

先の裁判についてはまだ結果が出ていないようですが、そちらも大丈夫なんじゃないでしょうか。
だって、商標権の使用料を支払わないから契約破棄って・・・正当な権利行使ですよ。
もちろん受け取ったお金を丸丸もらってバイバーイじゃ詐欺ですが。

 

コジェ社のやり口はかなりレベルが低いので、裁判官に与える心証もかなり悪いと思われます(逆に考えればコジェ社の馬鹿な行動のおかげでヨン様は裁判に勝てるのでは)。

 

私はヨン様ファンどころか冬ソナも見たことがないのですが、さすがにこの事件ではヨン様が可哀想に思えました。

 

裁判には時間がかかります。しかし、芸能人が人気や信頼を失うのは一瞬です。

 

早期に裁判が決着して芸能活動等に注力できることを望みます。