年末年始はあまり動かないのに飲み食いをする機会が多いので、この時期になると2キロくらい太ってしまう福田です。
その増えた2キロはいつ消えるのか、体に蓄積したままなのか、あと十年経ったらどうなるのか、知りたくないですね・・・(ー▽ー;
*この記事も旧ブログ「問題解決中」のものです。実際に書かれたのは3年前です。当時より1キロ太りましたね・・・
さて、人間の3大欲求である、食欲。
これに抗うには並ならぬ意志の力が必要だと感じている人も多いことでしょう。
そして、何度も食べ過ぎをしないように、と決意しながら(特に新年に)、すぐにその決意が破られ、自己嫌悪に陥る人もたくさんいるでしょう。
飲み過ぎの場合は、アルコールの力も加わり、余計感情的に落ち込んでしまうでしょう。
そこで、今回は食べ過ぎてしまう、飲み過ぎてしまうという問題を解決したいと思います。
まず最初に問題は何なのか定義してみましょう。
この問題の本質は何でしょうか。
食べ過ぎてしまうこと自体ではありませんよね。
食べ過ぎることによって「太ってしまう」「体に悪い」「お金の無駄」⇒「自己嫌悪に陥る」という結果が問題の本質だと思います。
従って、このようなネガティブな結果がでなければ食べ過ぎも悪くはないと思います。
食べ過ぎても太りもしなければ健康を害さない人ならば食べ過ぎてしまってもいいでしょう。
お金がかかりすぎるのだけが問題なら、安い食材を買えばいいだけの話です。
食べ過ぎを気にするよりも節約術を学んだほうがいいでしょう。
また、食べ過ぎても太ってもそんな自分が好きという人は食べ過ぎを問題にする必要もありません。
単純に食べるのが好きで自制心がないだけの人の場合は割と簡単に食べ過ぎるのを辞められると思います。
といっても、「意志の力」を鍛えて食べ過ぎないようにするのは無理です。
食べ過ぎを抑えることにより、何か甚大なメリットを享受できる人でないかぎり、意志の力で食べ過ぎを防ぐことは出来ないでしょう。(たとえば、俳優のように容姿が仕事に直結する人は普通の人よりも強い意志を持ってダイエットや筋トレに望めるでしょう。アスリートに至っては肉体・精神のコントロール=仕事と言えるほど重要ですから、普通の人とは覚悟が違います)。
普通の人にとっては、過去の経験から、「意志の力」で食べ過ぎないように気をつけるのはストレスがたまるし無理だということは自分が一番知っているはずです。
そこで、「意志の力」ではなく「物理的な力」など他の力で食べ過ぎないようにします。
たとえば、単純に物理的に食べ物がなければそもそも食べ過ぎることが出来ないので、買いだめをしない、食べ放題に行かないと決めるだけでも効果があるでしょう。
食べる順番に気をつけるのも効果的です。
まず最初に重要な栄養素であるビタミンや食物繊維などを取るために野菜から食べます。
次にタンパク質、最後に炭水化物を採るようにします。
また、好きな人と一緒に楽しみながら食事をするのも重要です。
楽しい話をしながら食事自体を楽しむと自然と無理なく食欲が抑えられるものです。
恋をしている相手といるときには食欲を感じてなんかいられないので、恋をするというのもいいかもしれませんね。
ストレスを感じたりイライラしているとその負の感情を紛らわすために食べたくなる可能性があるので、そんな気分のときに食べ始めるのはやめましょう。
ながら食べをすると食べた気がしないので、食べるときは食べることだけに集中します。
必要以上に食欲が沸くのは、体が欲しているからではなく、脳が欲しているからです。
ですから、匂いをかいだり見なければいいのです。
グルメ番組やグルメ雑誌を見るのはやめておいたほうがいいでしょう。
また、他にも「食べ過ぎない」と意志の力に頼った決まりを作るのではなく、「●●をする」というようにすべき行動を決めておきます。
発明原理「代替原理」がここで役に立ちそうです。
つまり、「食べる量を決め、決めた分だけ食べた後は、何をするか」を決めておくことです。
たとえば、一度食事を並べたら、それを全て食べるまでは立ち上がって冷蔵庫へ行ってはいけません。
あと一口欲しくなったら「スマホのゲームを3回する」というように決めておきます。
ゲームは一回3分かかるとして、3✕3は9分我慢出来れば、さっきまでの偽の食欲「あとひとくち食べたい」は過ぎ去ってくれます。
または恋愛ゲームをするのも良いかもしれません。
先ほど述べたように恋愛感情を抱いているときは食欲がわきませんから、二次元の中の美女やイケメンに恋をすればゲームをしている間は食欲から開放されます。
食事の量を決めておき、全て食べ終わったらすぐゲームと決めておけば「あと一口」の呪縛から逃れられます。
また、量が少なくて口寂しい場合には、量を減らす代わりに味わう時間を増やします。
一口一口をまるでこの世の最後の食事のように味わって食べれば時間もかかりますし、満足感も高まります。
少量の高級食材を使ったり、自分で創った野菜を使うと、より効果的かもしれません。
ジャンクフードやカップラーメンでは味わうための時間がもったいないと感じるでしょうから。
また、「必ずこれだけ食べなくてはいけない」と決めてしまうのも効果的です。
食欲がないときでも必ずこれだけは食べなくてはいけないと決めます。
人は強制されると反発したくなるという心理を持っています。その心理を利用して、強制的に自分に食べる義務を課すのです。
毎日毎日好きだけど飽きてしまう食事を強制的に食べさせられていると、そのうち食べるのが面倒になってきます。
さて、ここまでは普通の人の食べ過ぎを防ぐ方法でした。
ここからは問題の本質がもっと根深い人の問題解決をしてみたいと思います。
本当は適度に食べたほうがいいということは分かっているのだけど、太るのが怖くて食べられないといういわゆる摂食障害の人たちがいます。
彼女ら(たまに彼ら)の問題は「食べ過ぎてしまう」ではなくて、「正常に食べられない」「自分に自信が持てない」ということでしょう。
特に摂食障害で過食嘔吐をしてしまう人の場合は、問題は食べること自体ではなくて、「心の囚われ」や「自己評価の低さ」でしょう。
痩せていないといけないという思い込みや食べると太るという恐怖から何も食べられなくなったり食べても吐いてしまいます。
この場合は、「食べ過ぎてしまう」ことよりも、もっと根本的な問題を解決しなければいけません。
つまり、「痩せていなければ自分に価値はない」という社会から植え付けられた価値観を捨て去り、ありのままの自分を受け入れる勇気を持つことです。
しかし、これは生半可なことではありません。
社会の中で生きている以上、社会一般の価値評価から逃れることは困難だからです。
したがって、この自意識の低さを治すには、一重に「愛の力」しかないように思えます。
その人のことを心の底から愛する人が親身になって一緒の時間を過ごすことにより自分の大切さに気づいてもらうしかないでしょう。
摂食障害は心が不安定な思春期のときに起こりやすい病気ですが大人になってから発病する人もいます。
自分の身近な人が摂食障害になってしまった場合には、外部の強制的な力で食べさせるのを辞めたり食べさせるのではなく、自発的に適度な量を食べられるようになるまで優しく包み込んであげてください。
そして、自分自身が摂食障害になってしまったときは、誰か心から信頼できる人に思い切り甘えましょう。赤ちゃんのように・・・。
私はよく、小学生の長女を抱き上げるときに、下の子と比べて「重い〜」と発言してしまうのですが、親のそんな何気ない一言が子供を傷つけ、長女が大きくなったときに摂食障害になるきっかけになってしまうと思います。
子供が小さい今のうちから親としての発言に責任を持ち子どもたちと接しなければいけないと強く感じています。
明日は家族で食べ放題に行くので体重の増加が心配です(^^;
デザートは一つ食べると、「あともう一つ」「やっぱりあと2つだけ・・・」と食べたくなってしまうので、家族の誰かに「デザートは最初に2つ選んでそれだけ!」と監視してもらう予定です(笑)