タイトルを読み返して見たら、「やっぱり朝までいきなりステーキ」と読み間違えました。
それは置いといて、先週、ステーキを1グラム6.9円で食べることができる「やっぱりあさくま」がオープンしました。
初日はステーキが無料になるイベント等を行って盛況だったようです。
さて、ステーキを安く食べられる、というと「俺のフレンチ」や「俺の焼肉」が有名でしたが、ここ数年は「いきなり、ステーキ!」ですね。
ところが、「いきなり、ステーキ!」が特許を取得していた「ステーキの提供方法」については先月、異議申立てがされ、特許は取り消されました。
(異議申立てをされた方は不動産業を営んでいるようです。なぜ異議申立てをされたのかそれも気になるところです)
まぁ、いきなりステーキの特許は、「なんでこんなのが特許になるの!?」と首をかしげるような取り消されて当然の特許でした。
ちなみに他の特許出願もかしげた首が元に戻らないような内容の発明です。「広告宣伝用バイク」とか「調味料の振り分け方法」とか・・・。
しかし、これは、専門家から見ればそうなのですが、飲食業を営んでいる人たちから見ればそうではなかったようです。
「いきなり、ステーキ!は特許をもっている。ステーキの量り売りをしてはいけないんだ」
そう思ってしまっても仕方ないでしょう。
「いきなり、ステーキ!」が快進撃を続けている間も他社が類似のレストランを出店しなかった理由はここにあると思います。
しかし、先月「いきなり、ステーキ!」の特許が取り消されたことにより、やっぱりあさくまは安心して「いきなり、ステーキ!」がかつて特許を持っていたステーキの提供システムに類似したシステムでステーキの提供を始めました。
消費者としては、競業が現れた方が市場が活性化するので嬉しい限りです。
飲食店の場合は、このステーキの量り売りのようなビジネスモデルやレシピで特許を取りたいと思うことも多いでしょうが、基本的に「自然法則を利用した高度な技術的思想(特許法2条1項)」でない限り特許をとることは不可能です。
ただし、取っても権利行使はできないけど牽制効果だけはあるいきなりステーキの特許みたいなものはある意味効果的かもしれません。
市場の健全な秩序を乱すので害がありますが、取ったもん勝ちですから。
ところで、いきなり、ステーキのすごいところは、ペッパーランチでの従業員による顧客の女性を監禁強盗強姦事件や食中毒事件があったにも関わらず営業を続けることが出来ているということです。
最悪の事件を起こしながらも店名を変えずに営業を続けられたのは逆SEOが上手かったから?
社長は事件について再発防止策をとったのか?
これについては昔のことなのでよくわかりません。
気になる〜