Twitterを利用していると、情報が瞬時に手に入るので重宝しています。
私は個人的には各種ニュースサイトをたくさんフォローしていて、タイムラインがニュースだらけになっています。
こんな情報が無料で手に入るなんて昔は考えられなかったことだなと思います。

 

しかし、同時に昔は無かった詐欺もたくさん出てきました。

 

たとえば、公式なりすましアカウント。

個人や企業になりすましてフォロワーを増やし、怪しげなサイトへ誘導します。
「いかにもその人が言いそうなこと」をつぶやいていれば、多くの人が騙されてしまいそうです。

ファンの人はフォローしてしまいそうですが、フォロー後に何か怪しいと感じたらフォローを外し、そのアカウントを通報しておきましょう。

公式が個人情報を抜き取ろうとする怪しいサイトなどに誘導することなんて考えられませんから。

 

 

また、プレゼント企画も危険です。

最近よく見かけるのは、フォローとリツイートを条件に、switchなどをプレゼントする企画です。

 

一見公式に見えるアカウントがプレゼント企画をしていることもあります。

そんなアカウントは驚くほど多くの人がフォローしています。

 

・・・しかし、そのアカウント、本当に公式ですか?

 

そして、本当にプレゼントをもらえますか?

もらった人はいますか?

 

 

・・・残念ながら、そのアカウントは個人が勝手に解説した公式の偽アカウントで、プレゼント企画はフォロワーを集めるためだけの偽企画です。

 

「プレゼントを送るので名前と住所、電話番号を入力してください」と言われて個人情報を盗まれてしまいます。

また、有料アプリへ登録させられ、登録料だけ盗られてしまいます。

 

個人情報は知的財産です。

特に、こうした偽企画に騙される人の個人情報は高額で取引される知的財産です。

 

なぜかというと、こうした詐欺に引っかかり、個人情報を危険に晒してしまうような人は、詐欺師にとって、絶好のカモだからです。

つまり、怪しげなアカウントをフォローしてしまうということは、「私は簡単に騙される人間です」と公言しているようなもので、そんな人は詐欺師にとって、別の詐欺にもすぐに引っかかってくれるATMのような存在なのです。

 

個人情報を入力したことにより、高額で効果のない教材やグッズ、サービスへの勧誘が山のように来ます。

 

このように、「プレゼント企画」に参加しても、何も得られずに登録料や個人情報を盗まれるだけですので、プレゼント企画に参加をしないようにしてください。

ただより高いものはないのです。

 

 

なお、過去には実際に景品をプレゼントする気がないにもかかわらず、ポイントサイト「キラキラ☆ウォーカー」で「景品が当たるスクラッチキャンペーン」などを行なってアフィリエイト収入を得ていたとして、サイト運営会社ヴィヴィットの社長ら4人が逮捕されたという事例もあります。(キラキラ☆ウォーカーは2017年7月17日をもってサイト閉鎖)

 

この会社は同サイト経由での他社サービスの利用やアンケートへの回答にポイントを付与し、貯めたポイントを現金や商品券などに交換できるサービスを提供していました。

そして、焼き肉チェーン店「牛角」のブランド名を無断使用した偽キャンペーン(「牛角の食べ放題が無料」「タダで食える」というツイートとともにサイトに誘導。必ず当たるスクラッチをうたって「食事代○万円分」と表示し、その受け取りのために空メールを送信させる仕組み)やポケモンなどの画像や商標を使った偽キャンペーンを行なっており、著作権法違反、商標法違反、不正競争防止法違反など様々な知的財産権を侵害していました。

他にも、ディズニーチケット・マックカード・ミスドカード・ソシャゲの課金アイテム・USJペアチケットなどのプレゼントキャンペーンをやっていたようです。

 

こうした詐欺行為は犯罪ですので、偽キャンペーンをしている個人や企業は処罰されます。

(知的財産権の侵害は気軽にしてしまいがちですがその罪は重いのです。)

 

しかし、詐欺行為の主体が逮捕されるまでにタイムラグがあるので、詐欺に引っかからないように予防することが重要です。

 

恐ろしいことに、タイムラインで表示される「プロモーションツイート」で偽キャンペーンツイートが表示されることもあります。

これは、twitter運営にも問題がありますね・・・。

 

怪しげなプロモーションを見かけたら、右上メニューから「広告を報告」「違法な製品サービス」を選んでブロックしてください。

 

もちろんプロモーションだけでなく、何気なく見かけたツイートにも注意が必要です。

直接的に詐欺を行っていなくても詐欺行為に加担しているアカウントはたくさんあります。

詐欺サイトへ誘導するため同じつぶやきを別のアカウントでつぶやいていることもよくあります。

 

自分がそんな詐欺行為をしてはいけないのは当然として、詐欺に引っかからないように十分に気をつけてください。

巧妙な詐欺だとなかなか見抜けないと思いますが、気をつけていればある程度は防げるはずです。

 

私も、詐欺に気づき次第、twitterなどで呼びかけていこうと思います。