何気なく出願された商標を見ていたら、「さじおき」という商標が目に入ってきました。出願人は個人で、指定商品は「箸置き」。

箸を置くのが箸置きなら、さじを置くのはさじ置きと思いつき、「これ、商標権で独占出来るんじゃ?」と考えたのでしょう。

まだ商標登録されていませんが無事に登録されるでしょうか。それとも登録されなくてさじを投げることになるのでしょうか(これが言いたかっただけ説)。

 

さて、この商標出願を見ているときに、過去に相談を受けた事例を思い出しました。

具体例をそのまま書いてしまうとあれなので全く関係ない商標名に変えますが、ある企業様が指定商品「カップラーメン」商標「丼べえ」で商標出願しました。
すると、日清さんの先登録商標「どん兵衛」を理由に拒絶理由通知書が送られてきました。

この拒絶理由を見た企業知財担当者様からご相談がありました。

「日清さん。商標登録されないとのことなので、商標を買い取って下さい」

色々な意味で絶句する内容だったためにしばし呆然としてしまいました。

・私、日清じゃないし。
・というか拒絶理由通知が来たらすぐに諦めるのかい。
・商標の買い取りって何やねん。

 

上記のようなことを考えたのですがなんて返信しようか迷った挙句、ブログのネタにしています。

ちゃんと返信すべきだったのかもしれませんけどね。

「ご連絡ありがとうございます。福田です。日清ではありません。・・・」