醤油差しからの液垂れって嫌ですよね。
液体のままでも嫌ですが、乾いてガビガビになったりすると見た目が汚らしくて食欲もなくなります。
妥協して、垂れたらすぐに拭けばいい、とは思いますが、Trizを学ぶ私に「妥協」の二文字は許されません。
そこで、時間の無駄とは思いつつも、「お醤油が溢れない方法と垂れない醤油差し」について検討したいと思います。
市販の醤油差しを見てみると、醤油入れの上にキャップが付いているものが売られていますが、醤油差しの受け皿と同じで、キャップは「無い方がいい」存在です。
デザイン的にも優れているとは言いにくいので、出来るだけ余計な部分は削りたいものです。
理想は「あるのにない」状態だからです。
では、お醤油をつかうときのIFR(理想的最終解)は何でしょうか(醤油ごときに仰々ししくてすみません。たかが醤油。されど醤油・・・)。
理想は「お醤油を味わえるが余計な手間(垂れてきた醤油を拭く等)は無い」状態です。
ということは、最初からお醤油で味付けしておくということが考えられます。
しかし、お刺身やおすしのように、食べる直前に少量使いたい場合もあります(ズボラな私は漬丼にするときは最初から大量のお醤油に付けておくので食べる直前にお醤油で調整するという手間を省いています)。
お醤油は飲み物と違って、一度に100ml以上使うことなんてありません。5ml程度あれば十分です。
では、少量のお醤油を欲しい時にはどうするか。
「醤油差しの口を逆さまにして」注いでみてはどうでしょうか。
つまり、普通は醤油差しの口を下にしてお醤油を差すわけですが、注ぐときに口を上にして注ぎます。
やってみましょう。
・・・垂れてきません。
・・・あ、ポトっと一滴垂れました。
「逆さまにする」だけで問題解決が出来てしまいました。
費用ゼロ、手間もゼロです。
いきなり問題解決が出来てしまいましたが、それではつまらないので新商品のアイディアも考えてみましょう。
これを蛇足と言いますが減るもんではないし考えてみましょう。
昔ながらの受け皿付きの醤油差しを「そのまま」使うのでは垂れてきます。
そこで、新たなタイプの醤油入れを考えてみましょう。
ゼロから考えるのは大変なので、異分野の知恵を借ります。
洗面所を見渡してみましょう。
液体石鹸とヘアスプレーがあります。
この容器をお醤油に使えないでしょうか。
つまり、ポンプ式のお醤油入れやスプレー式のお醤油入れにするのです。
ちょっとインターネットで検索してみたら、スプレー式のお醤油はキッコーマンさんから出ていました。
でも高い!
こんなの100均で買ってきた容器に移し替えれば済みます。
デザインもいろいろ選べますし。
うちの子はキティちゃんのを買いました。
これにお醤油を移し替えて使うことにしましょう。
プラスチック製は安っぽいのでガラス製を売り出したらいいかもしれません。
ポンプ式のは粘度のある液体だといいでしょうが、お醤油だとサラッとしすぎて垂れてしまいそうです。
そのため商品として存在していないのでしょうか。
ポンプ式やスプレー式以外に何かよいアイディアはないでしょうか。
あ、そういえばよく市販のお弁当箱に付いている魚の形のお醤油入れありますよね。
あれって量を調節できるし何気に隠れたお役立ちグッズです。
これを醤油入れに使ってはどうでしょうか。
スポイト式の醤油入れです。
簡単に締めることが出来るように改良しなくてはいけませんが、スポイト式があったら便利です。
ストロー式も面白いかもしれません。
ストローの口を指で塞ぐだけで液体を吸い上げたり垂らしたり出来ますからね。
ここまでは容器について考えてきましたが、では、内容物自体を変えてしまったらどうでしょうか。
たとえば、お醤油をゲル状にします。
すると練り歯磨きみたいにチューブから取り出せるようになります。
また、泡タイプのお醤油も考えられます。
不思議な口当たりでしょう。
他にも乾麺みたいに固形のお醤油なんてどうでしょう。
使うときはパキっと割ります。
あ、でも食べられないや・・・。
調理時には良いかもしれません。
どうせなら「ふりかけるお醤油粉」なんてどうでしょう。
味の素みたいな感じです。
味の素と混ぜてしまってもいいですね。
あ、話は飛びますが、アリアケジャパンっていうBtoBの会社があるんですけど、ここの調味料美味しいですよ。
潜在力を秘めた会社だと思っています。
なんか関係ない話になってしまいそうなので今日はここら辺で終わりにします。
ここに記載されているアイデアはご自由にお使いください。
商品化もOKです。ライセンス料をよこせなんていいません。
ただちょっと心配なのは、今回は特許調査をしておりませんので、同じアイデアについて既に特許権や実用新案権が取られていたらその人の知的財産権を侵害することになりますので、商品化前には必ず特許調査をしてください。
まあ、この程度のアイディアで特許がとれるとは思いませんが、実用新案権や意匠権は取られているかもしれません。
特許調査(無料)の仕方についてはこちら。
今回は全然Triz使っていませんね。
ちゃんと勉強しなくちゃ・・・。