*この記事は旧ブログ「問題解決中」の記事と同じです。実際に描かれたのは2年ほど前です。リンクを下さっていた方はこのブログのアドレスに設定し直してくださると助かります。
佐野研二郎氏のデザイン盗用で、著作権や意匠権の侵害が話題となっていますが、今日(2015年10月1日)から、特許庁でデザイン検索のツールが新しく導入されます。
その名も、画像意匠公報検索支援ツール(Graphic image park)。https://www.graphic-image.inpit.go.jp/
J-PlatPatで検索するときのような専門的な知識がなくても簡単に他社の意匠権を検索できます。
これにより商品を販売してから意匠権の侵害で訴えられるという事態を防ぐことが出来ます。
知的財産権は、「たとえ知らずに侵害してしまったとしても、知らなかったことは言い訳になりません」。
「法の無知はこれを許さず」が原則です。
そこで、自分が考えたデザインの商品を販売等する前には、必ず他者の意匠権の存在を調べる必要があります。
しかし、知的財産権の専門家でもない人にこの検索・調査作業は骨が折れます。
そこで、この を利用して、簡単・効率的・無料で他者意匠を検索しましょう。
なお、意匠権と著作権は別個に存在するため、佐野研二郎氏のように、著作権の侵害で訴えられる可能性は残ります。
また、著作権は(殆どの国で条約に加盟していることから)別として、意匠権や商標権は出願した国ごとに成立するので、たとえ外国で権利が成立していても、日本で権利化されていない場合は、その知的財産権に基づき権利行使をすることは出来ません。
詳しくはこちらの記事を参考になさってください。
属地主義