シックスパッド事件【知財無駄話】

体重が大幅に増加した夫が、「ダイエットをする!」と決意しました。
夫は有言実行の人なので、過去には断食をして5キロほど落としたことがあります。

今度は10キロ落として結婚前の体型に戻ってくれるのかしらとワクワクしていたら、後日アマゾンから夫宛に「シックスパッド」が届いたので、「他力本願だったか…」とがっかりしました。
これをシックスパッド事件といいます(言いません)。

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さて前置きはこれくらいにして、シックスパッドの会社をご存知でしょうか。株式会社MTGです。
会社名をどこかで聞いたことがあるかもしれません。
そう、あの知財高裁大合議事件(ゲルマ美容ローラー事件)の原告です。

シックスパッドも販売していた株式会社MTG、ゲルマ美容ローラだけでなく、シックスパッドの知的財産権侵害に関しても積極的に国内外で訴訟提起しています。

ベスト★イセンス社さんあたりが「ワンパッド」「ツーパッド」「スリーバッド」…などを商標登録出願しているんじゃないかと思って調べてみましたが出願していませんでした。

 

ところで、「シックスパッド」は、あの体にくっつけるパッドだけではなくて別の商品にも商標として付されています。
トレーニングスーツやバランスボールなどトレーニング用の服や器材に加えて、サプリメントなども販売されています。

最新の商標出願状況を見たら、運動用具の貸与、オンラインゲームの提供、整体技術に関する電子出版物の提供、業務用美容マッサージ器の貸与、家庭用超音波美顔器の貸与、健康管理・美容・ダイエットに関する助言、健康に関する助言及び情報の提供、整体の施術・カイロプラクティックなどでも商標登録出願をしていて、登録されたものの異議申し立てをされていますね。

オンラインゲームを作ろうとしているゲーム会社やシックスパッドの貸与をビジネスにしている会社、整体あたりが異議申し立てをしたのでしょうか。これだけ有名な商標だと商標や防護を取ってブランドを保護しないといけないので大変ですね。