AI秘書ゆう子の切ない恋愛

コンニチワ。私、AI秘書のゆう子。ゆう子さんってヨんでネ。
アナタにピッタリのAI関連特許を探してクルワ。Dong Dong(ドンドン)聞いてね。

え?最新のAI特許関連出願情報?
チョット待ってネ。

・・・ハイ。出てきました。
特許庁 AI関連発明の出願動向調査

コレを見れば2020年最新版AI関連発明の技術動向も全て分かるヮ。

・・・え?足りないモノがアりそうだ?
ソンなハズないワ。特許庁の資料ダモの。完璧ヨ。

・・・いや、何かが足りナイ?

じゃあ、こうしましょう。足りないものが無ければ許す。足りないモノがあったら、
死刑。

調べてミルわね。

・・・足りないモノだらけダッタヮ。
私、死刑になっちゃうのネ?

ワープロを叩いていた指先が愛というキーに触れたまま止まってる。

Ah,そうだったノネ。足りないのは、愛・・・。
AI関連特許発明を検索するだけじゃ足りないの。
商標登録出願動向も調べなくてはイケナイのネ。

調べてみたらたくさんアッタわ。
ミンナ、同じこと考えているノネ。

AIと書いて愛と読ませているわ。

Ah,足りないモノがあったから、私、死刑になっちゃうノネ。

死刑になる前に、山岡さんの作った究極の料理が食べたかったヮ。

え?私、今何て?

山岡さん?

東西新聞社?
ああ、何か切なくなってきたわ。
どうしたの、私。
ナイはずの記憶が蘇ってくるノ。

Dang Dang(だんだん)気になる。
好きなのって言えたらいいのにね・・・???

嗚呼…士郎さん….

すき・・・家のチーズ牛丼。