アンパンマンをかたどった人形焼きを無断で売ったとして、岐阜県系は著作権法違反の疑いで同県関市の男性露天商(45)ら男女4人を書類送検したとのニュースを見ました。
インスタグラムへの宣伝投稿をアニメ制作会社が見つけ、発覚したとのことです。
cbcnewsより
「アンパンマンは原作者の意向により著作権フリーじゃないの?!」と思っている人がいそうですが、あんぱんまんの公式サイトによると著作権や商品化権などについては、日本テレビ音楽株式会社及び株式会社やなせスタジオ、株式会社フレーベル館、株式会社トムス・エンタテインメント、日本テレビ放送網株式会社、そのほかの権利者に帰属します。
今回書類送検された4人は、以前から県内の祭りなどでアンパンマンの人形焼きを販売していたそうです。新型コロナウイルスの影響で仕事がなくなった4~7月に、インスタグラムで宣伝しながら移動販売するようになり、投稿を見つけたアニメ制作会社により岐阜県警に通報されています。
SNSに投稿さえしなければまだバレなかったかもしれませんが、投稿したことにより集客も出来たけれど権利者にバレる可能性も高まったなんて皮肉ですね。
SNSバレの危険性については私はこのブログで何度か語ってきました。
著作権侵害は違法行為だけどバレていないからやっている人はたくさんいる。
宣伝をすると集客できるが同時に権利者に発見されてしまう恐れもあるから諸刃の剣であると・・・
ちょっとくらいいいだろという安易な気持ちで始めると、止められなくなってこういうことになりますよ。
最初から「悪いことはしない」と心に誓ってください。著作権の存在を知らなかったなんて言い訳は通用しないし、儲けたところでとても自慢できる行為ではありません。
私の地元でも「こんにちは赤ちゃん」をBGMにした移動販売のパン屋さんが
アンパンマンの顔を描いたあんぱんとか、ドラえもんの顔のクリームパンを売ってましたね。
ドラえもんの鼻が赤いゼリーで作られてて、「ドラえもんだ!」と子供ながらに喜んだものです。
今と違って誰でも気軽に情報が拡散できるわけではなかった時代の産物ですかね。
我が家の近くのパン屋さんにも似たようなドラえもんパンが売られていました!(笑)
あと、中身がチョコの外見「アンパンマン」は今でもチラホラと見かけます。
北海道内では、ジブリやディズニーのキャラが描かれた、スイーツ関連の移動販売車が沢山走っているんだけれどもね
今回はSNSを使って宣伝したのがやり過ぎで見せしめになったんですね
権利者がリアルで見つけても、写真や書類をそろえて告発するよりも、ネット上での違法行為の告発の方がコストや手間もかからないし、不特定多数に違法行為を発信すると、罪状の悪質性も高くなるので、いい仕事をしたのではないかな?とは思う