*この記事も旧ブログの記事です。
自動洗濯物折り畳み機の「ランドロイド」ってご存知でしょうか。
画像解析技術とロボティクス技術を使った全自動で洗濯物を折りたたんでくれる機械です。
未来の住宅に標準設置されていそうな外観ですね。
というかそうする予定なのでしょう。
まだまだ性能は悪くて、一枚折りたたむのに3分以上もかかってしまうとか・・・。
でも、パナソニック株式会社と大和ハウス工業株式会社との共同開発も進んでいるといいますし、すぐに改善され、実用化されそうですね。
さて、今回私がランドロイドの知的財産について気になった点は、特許ではなく、商標の方です。
いえ、特許の方も勿論興味深いのですが、商標が無駄に気になってしまって・・・。
というのも、このランドロイドという名称、アリエールのTwitter公式アカウントのキャラクター名で既に使われているんです。
2014年8月くらいから使われはじめていて、今日(2015年10月16日)の時点でフォロワー数は1540人程度とそんなに有名ではありません。
また、P&Gからランドロイドについての商標登録出願も行われていません。
したがって、セブンドリーマーズ(またはパナソニックや大和ハウスと共同出願?)が商標登録出願をしたら、特許庁審査官はアリエールのランドロイドの存在を理由に商標法4条1項10号の拒絶理由通知を出さずに商標登録される可能性があります。
すると、困ってしまうのがアリエールのランドロイド君。
1年以上地道に呟いてきたのに(自社商品の宣伝ばかりとはいえ)、後から突然現れたやつに「俺こそがランドロイド」なんて言われたら切ないですね。
セブンドリーマーズのランドロイドが商標登録された場合、アリエールのランドロイド君に先使用権(商標法32条)は認められるのでしょうか。
無理です。
というわけで、アリエールのランドロイド君は全力でこの商標登録を阻止しなくてはいけません。
そもそもセブンドリーマーズ側は商標調査をした上でこの名称を付けたのでしょうか。
誰でも簡単に思いつきそうな名前ですし、わざわざ商標調査をしなくても、ググっただけでランドロイド君の名前は出てくると思います。
こいつフォロワー少ないし、これならうちの商標登録はアリエール
とでも思ったのでしょうか。
真意は謎に包まれています。
ああ、気になる・・・。