知財の知識・改「弁理士編」で過去に配布していたレジュメです。

この論文問題の答えは知財の知識・改に載っています。
【問題】

おだてに弱い甲は発明イについて雑誌社の記者からインタビューを受け、調子に乗って発明イの内容を2017年4月18日に刊行物に発表した。その後、同年7月3日に新規性喪失の例外の主張を伴った特許出願Aを適式に行った。特許出願Aの特許請求の範囲には発明イと発明ロ(発明イの改良発明)が記載されている。
当業者である乙は2017年5月21日に特許出願Bを行った。特許出願Bは甲が刊行物に発表した発明イの内容を見て乙がしたものであり、特許出願Bの特許請求の範囲には、発明イと発明ロが記載されている。
特許出願Bは2017年10月3日に出願公開された。

(1)特許出願Aに係る発明イ及び発明ロ、特許出願Bに係る発明イ及び発明ハはどのような拒絶理由を有するか簡潔に述べよ。

(2)発明イについては甲が、発明ロについては乙が特許権者となった。かかる場合において甲が特許発明ロを実施するために検討すべき方策について述べよ。