*この記事は2年ほど前に旧ブログで書かれていたものです。

ばびろんまつこ氏が偽ブランド品をオークションに出品していたように、インターネットオークションサイトでの模倣品の販売事件は頻繁に起こっています。

バビロンまつこ氏のケースでは、購入者がおかしいと思って問い合わせたことから偽物だということが判明しました。
同じようにシャインマスカットやルビーロマン(ブランドぶどう)についても購入者が問い合わせたことから偽物と判明しています。

このように、怪しいと思ったら問い合わせるという手段が有効ですが、手間もかかりますから、まずは「購入する前に」徹底的に確認すると良いでしょう。

商標権のような知的財産権が存在する商品を本物と偽って販売する行為は知的財産権の侵害であり、各法律によって禁止されています。

この法律に違反すると、差止請求や損害賠償請求を受けるだけでなく、刑事罰を受ける可能性もあります。つまり、逮捕されるということです。

参考記事:ネットオークション出品時の注意
 
では、売る側ではなく、買い手は逮捕されるようなことはないのでしょうか。

実は海賊品を買ってしまうと、購入者も同じように逮捕される可能性はあります。

海賊品を買うという行為自体が直接逮捕に結びつくわけではないのですが。

詳しくはメインサイトに説明を書いているので詳しい説明は省きますが(他人に売る目的でわざと本物そっくりの偽ブランド品を買う行為はアウト。逮捕されます)、いずれにせよ、偽物を買うことは避けたほうが良いでしょう。

持ってるだけで犯罪者?~偽ブランド品とリメイク品~

では、偽物と本物を見分けるにはどうしたらよいでしょう。

それには、いくつかのポイントがあります。

●販売者の評価が低い。
商品を送ってこなかったり粗悪品を送付する業者がいます。そのような業者は低評価を受けています。

●会社情報が書いていない。
まともな会社ではないので会社の住所などの情報が記載されていません。
偽の住所が書かれていることもあります。

●フリーアドレス
会社のメールなのに、問い合わせ先メールアドレスがgmailなどのフリーアドレスになっている場合は注意が必要です。

●httpsになっていない
通常、お金を介するやり取りをするサイトはhttpsにしています。httpのサイトは少し危険です。

●「スーパーコピー」というような言葉を商品につけている。
カタカナにして響きを良くしていますが、要するに「超模倣品」ということです。

●支払いは銀行振込だけ

●値段が極端に安い
正規品を格安で売れるわけがありません。

●日本語がおかしい
翻訳ソフトを使って外国語のサイトから翻訳しただけのサイトの日本語は細かい部分が変なことが多いので注意しましょう。

なお、一度でもこのようなサイトで購入してしまうと、一度買った人の住所など個人情報を類似業者に売られてしまうので、別の業者から不審なメールなどが届くことになります。
妖しきところには最初から近寄らないのが一番です。

ネットで買った偽ブランド化粧品で肌荒れを起こすなど健康被害が出てしまったら、お金で賠償してもらっても取り返しが付きませんから。

最近はTwitterなどのSNSを利用して友達を装って怪しいサイトへ誘導しようとする詐欺の手口も増えています。

そういった詐欺業者(個人)は胡散臭いのですぐにフォローを解除することになると思いますが、可愛い女の子やイケメンを装って接触してくる人も多いので、気をつけてください。
一度仲良くなっても、相手が商品紹介をしてきたら即フォロー解除!これに尽きます。
犯罪に巻き込まれてしまいますからね。

なお、模倣品被害を防ぐ方法については、特許庁の特設サイトがイラストつきで分かりやすく解説されているのでお勧めです。

http://www.jpo.go.jp/mohouhin/27fy/campaign/