このブログでは「矛盾」を重要テーマの一つに扱っていますが、矛盾は事柄の中に存在するだけではありません。
たった一つの言葉の中にも矛盾する意味を含んでいる語がたまにあります。
たとえば、「ヤバイ」。
これは割りと昔から使われている言葉なのですが、徐々に意味が変わってきています。
たとえば、10数年前は、ヤバイとはイコール「危険」だったと認識しています。
英語で言うとdangerousです。
しかし、最近は女子高生が「ヤバイ」というときには「危険」というよりも「すごい」という意味合いが多いと思います。
「この服、超ヤバイ」を標準語(?)に直すと「この服はとても素晴らしい」であり、
「このマック、超ヤバイ」を日本人全般にわかるように直すと、「このマッキントッシュ(又は、マクドナルドのハンバーガー。この語を意味する場合、この女子高生は関西人ではない)はとても良い」となります。
ですから、現代で言う「ヤバイ」は英語に訳すと、「dangerous」と「awsome」両方の意味を含んでいるといえます。
ここで気をつけなければいけないのが、
「この人、超ヤバイ」です。
こう言われた人は、「awsome」の意味で言われたならば良いのですが、
「dangerous」の意味で言われた場合は、即刻その場を去らないと警察を呼ばれる可能性があります。
超ヤバイですね。お気をつけください。
・・・と、ここで記事を終わらせてしまうと、「だから何?」となってしまうので、補足しておくと、
「矛盾」は創造力の源泉です。
矛盾が生じるところには発明が生まれます。
新しく何かを生み出したい、クリエイティブなことをしたい、と考える方は、ぜひ物事の「矛盾」に目を向けてみてください。
私のように「矛盾」に取り憑かれ、ハマってしまうかもしれませんよ!?