*この記事は旧ブログ「問題解決中」の記事と同じです。実際の日付は2年ほど前です。リンクを下さっていた方はこのブログのアドレスに設定し直してくださると助かります。
企業努力により日本国内で商標を有名にして、さてグローバル展開を!と思ったところ、すでに中国で商標を他人に取られていた・・・こんな例は枚挙に暇がありません。
インターネットを使えば、中国から簡単に日本のブランド情報を手に入れられるので、倫理観のない中国の人たちが信頼ある日本の商標をたくさん商標登録してしまうのです。
輪島塗のような伝統工芸品も青森のような地名も人気アニメキャラクターも何でもかんでも商標登録されています。
日本の有名商標を中国で先取り的に商標登録出願されてしまうと、高額で商標を買い取らなければならず、その料金の支払いを拒否したい人は商標登録を取り消し訴訟を起こす必要がありますが、それにも高額の訴訟費用がかかります。
したがって中国での自社商品・サービス展開を諦めて泣き寝入りする日本企業もたくさんあります。
こんな他人による商標の横取りに対して苦しむ日本の中小企業を救うために、特許庁では取り消し訴訟を起こす中小企業への補助を行ってくれます。
弁護士の相談費用や訴訟準備など訴訟や訴訟関連費用の3分の2について500万円を上限として補助してくれます。
中国で自社の商標が登録されてしまい困っている中小企業はぜひこの制度を利用してみてください。
こちらの記事も参考にしてください。
商標が中国で先に登録されたら