トピック 4. どうやって見つける?
(認識の器官)
レッスン 1.
1. 準備 (一年生のための索引)
2. 宿題のチェック
3. レッスンへの手引
エミールとロシャリックは遠足に行きました。
その日は晴れていて静かでした。二人は楽しそうに道を一緒に歩きました。
ー 「かくれんぼをしようよ!」とロシャリックが言いました。
ぼくが隠れるね!
ー あまり遠くに行きすぎないでね。それから、木に登るのも無しだよ。
かくれんぼはとてもおかしなものでした。
森は隠れるのに便利だからです。
彼らがどれだけの時間が経ったか気付かなかったのも無理はありません。
もう家へ帰る時間です。
しかし、困りました。エミールもロシャリックもどこに行くのか思い出せません。
森は深く、奇妙な雰囲気です。来た道もわかりません。
二人とも道に迷ってしまいました。
どのようにして二人を助けますか?
4. 主題
なぞなぞを解いてください。すると、誰がこの問題を解決できるかわかりますよ。
ひなこはカメを見ています。カメの右だけを見ています。カメの右を見るにはひなこには何かが必要です。
(答え:目)
ひなこのテーブルのしたにはケーキがあります。弟が「食べろ」と言っています。味を感じるためには何が必要ですか?
(答え:舌または、ベロ)
ひなこは森のなかで鳥の声を聞いています。どんなふうにミミズクは鳴くのかな。ミミズクの声を聞くためには、ひなこには何かが必要です。(答え:耳)
ひなこはお母さんと話をしています。そのはなしの匂いを嗅ぎ取るには何が必要ですか。
(答え:鼻)
ひなこは小さなお姫様に触れました。そのお姫様は親指のように小さいです。お姫さまに触れるにはひなこには何かが必要です。
(答え:指)
[翻訳者福田による注意書き: このなぞなぞは、人間の知覚を司る器官を当てるゲームです。 生徒たちは、キーワードと韻を踏んでいるのはどの器官かを当てることを期待されています。
しかし、ロシア語をそのまま翻訳すると意味が通じなくなります。
たとえば、 ‘skaski’ – ‘glaski’ (しっぽ – 目), ‘bochok’ – ‘yazychok’ (横-舌), ‘kukushki’ – ‘ushki’ (カッコウ – 耳), ‘podnos’ – ‘nos’ (お皿 – 鼻).
見ての通り、これらの言葉は日本語では韻を踏んでいません。
したがって、人間の五感を司る器官について日本語でなぞなぞを作りました。
なぞなぞといってもごく簡単なものです。たとえば、「カメ(という言葉)の右側」は、め(目)です。
目でカメを見ます。同じように、テーブルの”下”にあるものは”舌”で味わいます。
ミミズクの声はミミで聞きますし、話の匂いははなで嗅ぎます。
こうして、子どもたちは周りにあるものを五感で感じ、言葉で表現します。]
子供の知覚の特色は、更なる活動を促します。
一年生のためのカードの目次に、人間の感覚のすべての器官に関する詳細な情報があります。
もし子供が興味を持っているならば、あなたは、図を使って、視覚というものを子供に教えてあげることができます。
子どもたちは、聴覚や嗅覚がどのようなものか、触れるという感覚、味はどのようなものであるかということも知っています。
しかし、子供にとって長い間集中して聞くことが困難であるようならば、あなたは勉強の中からゲームを作り出しても良いかもしれません。
あなたは、一年生のためのカードの目次に、感覚についての人間の器官に関するアイデアを広げるゲームを見つけます。
5. 心理学的発達ゲーム (一年生のためのカードの索引)
6. [翻訳注:このトピックは欠けています。]
7. まとめ
子供の注意をひいてください。 人間には驚くべき力があります。
人と動物の器官を比較すると、あることに気づきます。それは、人は、かつて持っていた力(たとえば、暗闇でも見える目、いろいろな敵の声を聞き分ける聴力、その他嗅覚など様々な知覚)を失ってしまったということです。
そして、自然から、より独立してしまったということです。
しかし、人間の知性は、制限を越えて人の力を広げました。