12月も中旬に入り、暑がりな私でも半袖では暮らせなくなりました。
窓の結露の掃除が大変ですし、面倒な季節です(ー▽ー;)。
さて、清少納言も「冬はつとめて〜」と言っているように、冬の早朝は清々しいもの・・・のはずですが、
・・・起きられませんよね!?
というか、子供が起きてきません!
「あと5分〜」と言って30分以上寝てるんですけど!?
・・・というわけで、今回は、この悩ましい「冬の朝、寒くて起きられない」という問題を解決してみたいと思います。
子供の話をメインに書いていますが、大人にも応用出来ます。
今回は、珍しく既に問題が完全に解決してしまってから書いています。
ですので発明原理やIFRなどは出てきません。
しかし、いつもどおり、まずは問題の定義から始めましょう。
問題は、「寒くて起きられない」
・・・ではありませんね。
「起きられない」が問題で、「その原因」を突き止めることが出来れば問題は解決してしまいます。
ですから、題名に書いたように「寒くて」起きられないのなら、部屋を温かくすればいいだけです。
でもうちの子は寒くても起きています。
だから、寒いことは確かに問題なのですが、真の問題ではありません。
では、何が真の問題なのか?
・・・それは、単純に「睡眠不足」です。
小さな子供は一日に9〜10時間ほど睡眠時間を必要としています。
でもテレビは面白いし、スマホやタブレットもいじりたいし・・・となんだかんだで寝るのが10時過ぎが当たり前になっている家庭も多いでしょう。
しかし、夜11時にお布団に入ったのでは、9時間睡眠を取ろうと思うと、朝8時起きになってしまいます。
8時に家を出なければいけない場合、時間が足りません。
したがって、あと30分でも早く起きる必要があります。
では、どうすればいいか。
あと30分〜1時間早く寝る。
これだけです。
特に寝る直前の30分〜1時間の間にYouTube等を見てしまうと睡眠の質が著しく阻害されてしまうので、絶対に見せないようにします。
子供がどうしても見たがる場合には、絵本を持って一緒にお布団に入りましょう。
福田家の場合は、母である私が一緒にお布団に入って、ストーリーノベルをしています。
このストーリーノベルというのは、私が勝手に付けた名前で、娘が知っているお話にアレンジを加えて勝手に物語を創作します。
「YouTubeを夜見たらストーリーノベルしてあげないから!」と言うと、娘は素直なのでYouTubeを我慢します。
そして、長い時には一時間近く私と一緒にファンタジーの世界に身を置きます。
さすがに一時間はしんどいので普段は20分以内に切り上げますが、娘が何よりも楽しんでくれますし、自然と笑顔になれるので、ずっと続けています。たまに爆笑しすぎて眠れなくなりますが・・・。
夜10時までに眠れば、朝は7時に起きられます。
大人も同じで、朝起きるのが辛いなら、夜は早く眠って(そして眠る間際にスマホをいじらないようにして)朝早起きするのがいいでしょう。
いくら寒くても起きられるはずです。
ちなみに、十分に眠っているはずなのに朝起きられない、というのは別の問題がある可能性があります。
それは、単純に「寒い」ということが理由ではないでしょう。
なぜなら「起きなくちゃ」と思えば寒さなんて気にならないからです。
子供が睡眠不足でも無いのに朝起きられない、起きてこないのは、学校に行きたくないからかもしれません。
そして、学校に行きたくないのは、勉強が嫌なのかもしれないし、友達にいじめられるからかもしれないし、給食を全部食べられないからかもしれません。
学生や大人が朝このままずっと眠っていたいと思うのは、実生活の中での煩わしさが嫌だ、このまま逃避していたい、と思うからです。
ですから、「朝起きられない」という問題を解決するには、こういった「人間関係のストレス」が問題であるということに気付き、この問題を解決する必要があります。
この「問題の定義」をしないで、「朝起きてこない」⇒「怠け者」と決めつけて責めてしまうことはとんでもない間違いです。
表面的なことだけを見て解決策(に見えること)を講じるのではなく、根本的な問題をしっかりと見極めてから行動を起こしましょう。
ちなみに、うちの娘の冬の朝ごはんはいつもみかんです。
彼女の大好物 & ビタミンと糖質を取れる からです。
朝、起きられるけど元気が出ない人はりんごジュースを一杯飲む程度でもいいので何かお腹に入れてみてはいかがでしょうか。