花王さんが、積層型極薄膜を肌表面に作る“ファインファイバー技術”を開発したと発表し、話題になっています。
この “ファインファイバー技術”は、専用の機器を使って化粧品用のポリマー溶液を肌に噴射することで、肌の表面に極細繊維で積層型の極薄膜を形成する技術なんだそうです。
この技術を使えば様々なことができそうですよね!
メイクに使うこともできますし、スキンケア化粧品に使うことも出来るでしょう。
火傷などでただれた肌の修復のために使うことも出来るでしょうし、大いなる可能性を秘めています。
従来のリキッドファンデーションなどでは太刀打ちできないくらい質の高いファンデーションを開発することもできそうです。
ほぼ特殊メイクの領域に近いものもできそうですね。
白人が一瞬で黒人に、黒人が白人になってしまうこともできそうです。
(ちなみに、インスタグラムでは、黒人の人気インスタグラマーが実はメイクをした白人だったという例があります。
人種差別にならないかハラハラしてしまいますが、単純に黒人の「かっこよさ」に注目すればポジティブなのでいいのかなと思います。
なお、黄色人種が白人に見えるようなメイクというものは、「外国人風メイク」として現代日本でよく行われているメイクです。)
花王さんは、このファインファイバー技術の他にも、RNAモニタリング技術、クリエイティッドカラー技術、Bio IOS技術、パッケージリサイクリエーション技術の計5つの技術を今後の花王グループを支える技術イノベーションとし、技術を応用した製品やサービスを来年中に投入するとしています。
た、たまらんですのう・・・ww
しかし、ライバル社は黙っていられないでしょう。
特に、資生堂さん!
資生堂さんは、米オリボ・ラボラトリーズ(臓器を人工的に形成する生体吸収性ポリマーなどの研究で有名なMITのロバート・ランガー教授らが設立したスタートアップ)の「セカンド・スキン」と呼ばれる人工皮膚形成技術の特許と関連事業を買収しています。
セカンド・スキンは肌に特殊な高分子化合物を配合したクリームと専用の乳液を重ねて塗ることにより、人工皮膚が瞬時に形成されてシワやたるみを隠すことができるという技術です。
継続利用して肌質を改善する基礎化粧品とは違い、瞬時に人工皮膚を形成されるという点ではメイクの領域ですね。
とんでもなく優れた技術を持つ強力なライバル同士です。
技術の進歩は本当に早いなと感じました。
どちらも製品化すれば非常に売れそうですね。
特に、高齢化によりシワ隠しの化粧品の需要は伸びています。
日本だけでなく、韓国や中国など世界中で売れそうですから、両社の技術を利用した化粧品から目が離せません!