本日から、私、福田ちはるが運営しているサイト「知財の知識」(このブログではありません)の各ページを営利企業や私立学校においても教育目的の場合は、著作権者である私の許諾なく紙媒体へプリントアウトしてご利用いただけるようになりました(電子媒体への記録は禁止しております。複製権の侵害となります)。

 

見た目はへっぽこで軽そうなサイトなのですが、内容的には上級者にも役立つ内容となっています。

 

詳しい要件はここに書いてあります。

知財の知識 利用規約

 

CCライセンスのby(表示)-nc(非営利)-nd(改変禁止)に近い条件です。

しかし、nc(非営利)の部分については少し異なります。

 

従来は公立学校で教育目的の場合でのみ著作権者表示を条件に1ページ丸ごとコピーする許諾を出していました。

また、公立学校や公的機関から許諾を求められた場合にのみ私の監修の下、改変利用(キャラクターやセリフを変える等)も可能としていました。

(たとえば、キャラクターの名前やセリフを変える等。元のサイトのままだとちょっと使いにくいですしw)

 

しかし、本日より営利企業や私立学校等でも「知財の知識」を教育(研修を含む)目的でなら引用の要件を超えて1ページ丸ごとプリントアウトしてご利用できます。

(ただし、研修や教育を主な業務とする法人を除く)

 

 

なお、改変利用したい場合は個別相談に応じます。

これについても上記リンク先で説明しております。

 

 

さて、そもそもなんでこんなことをしたのかというと、長年、記事の無断コピーに悩んでいたからです。

知財の勉強のためにコピーする人のために記事をコピー出来ないようにすることはしてこなかったのですが(弁理士試験受験生たちに勉強を教えており、たまにサイトの記事を参照してもらっています)、あまりにも大量に毎日コピーされるのでどうしたものかと悩んでいました。

最近は知的財産権に関する法律について書きたいライターさんが手軽にコピペして使おうとしますし・・・。

 

そこで、2018年1月になって、サイトにアクセスすると注意書きのポップアップが表示される仕様にしました。また、一部の記事はパスワード制限をかけました。

 

それでもコピーは止まりませんでした。

 

そこで、考えを変えました。

大分昔に、メルマガの読者さんから「社内知財部で研修資料として使わせてもらっています」との連絡を頂いて著作権侵害が発覚したことがあるのですが、その連絡をくれた方も、悪気があってしていたわけではありませんでした。

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単純に、「著作権法を知らない」のと「このサイトは勉強になる」と思ったから使っていただけでした。

その理由は彼のこの言葉に現れています。

元のままではなくて知財の知識の文章を切り貼りして使っているから著作権侵害にならないですよね?

 

 

当時、私は「企業様で複製して使うことは著作権侵害になりますのでおやめください。特に改変利用は著作者人格権の侵害にもなります」と言いました。

 

 

しかし、メルマガ読者の方からの連絡で著作権侵害が発覚したのは氷山の一角です。

日々、様々な企業でコピー及び改変が行われていました。

 

サイトにポップアップを表示しても記事にパスワードを書けても効果がない。

 

 

 

ならば・・・

 

一定要件下、著作権を弱くして使えるようにしよう。

 

そう思ったのです。

 

 

著作権を弱くするとは、著作権者の意志で著作権の効力を弱める意思表示をすることです。

 

具体的には、クリエイティブコモンズライセンスを付します。

 

クリエイティブコモンズライセンスについてはリンク先で説明しているのですが、一種の著作権放棄です。

CC0というものは、著作権を完全に放棄します。

 

私の場合は、cc – by(創作者の名前を表示すること)-nc(非営利であること)-nd(改変禁止) です。

 

といっても完全にそうではなくて、nc(非営利)については少し条件を緩めています。

すなわち、記事を販売目的でコピーするのは許さないが、営利企業や私立学校で記事をそのまま紙媒体にプリントアウトして使うのはOKとしました。

 

電子媒体へのコピーを禁止しているのは、電子媒体にコピーしてしまうと、無限にコピーされてしまうからです。

 

この要件さえ守ってもらえれば、プリントアウトして勉強に使ってもらってかまわないのですが、改変利用はご容赦ください。

改変利用は著作者人格権である同一性保持権の侵害であり、刑事罰の適用も受ける重い罪です。

改変利用をしたい場合は、ご相談ください。

 

 

恐らく、私のサイトの記事をコピーして使っていた企業では、私のサイトだけでなく他のサイトの記事も気楽にコピーしていたのではないかと思います。

 

これはひとえに著作権法の知識が企業内に浸透していない結果だと思います。

 

これからの時代、より一層、知的財産権に関する知識が重要になります。
企業様におかれましては、どうぞ、もう少しだけ著作権というものの大切さをご理解ください。

 

そして、知財の知識を身につけ、武器・防具としてお役立てください。