バンナムのIP軸戦略『ガンダムオープンプロジェクト』とAI兵器

株式会社バンダイナムコエンターテインメントが面白そうな取り組みをしています。

ガンダムを活用したサステナブルプロジェクト、その名は「GUNDAM UNIVERSAL CENTURY DEVELOPMENT ACTION (GUDA)」

社会的課題への新しい発想・技術を募集する「ガンダムオープンイノベーション」です。

そして、このプロジェクトはバンダイナムコ独自のIP軸戦略のもと、ファンとともに持続可能な社会の実現に向けたサステナブル活動を推進していくグループの方針なのだとか。(なんだか進次郎構文のようですが)
そして、IP軸戦略とは何だろうと思ったら、そのまんまIntellectual property(知財)のお話でした。

でも、ドラゴンボールやガンダムを知財と呼んでいるからちょっと乱暴な気がしないでもないです。

 

さて、この「ガンダムオープンイノベーション」では、人口問題・地球環境問題などのさまざまな社会的課題に対応する新しい発想や技術を募集しています。
なんかもう、知財と問題解決ときたらこのブログの題名そのものなので、無視することはできないプロジェクトです。
というか、応募しなくてはっ!?

 

というわけで、私も考えてみました。
「持続可能な社会の実現に向けたサステナブル活動として人口問題・地球環境問題などのさまざまな社会的課題に対応する新しい発想」

技術で解決しなくてもいいんですよね?発想でいいんですよね?

では、これでどうでしょう。

 

二酸化炭素を排出しない人間を作る

これによって、人口増加による地球環境の汚染を防げます。
具体的な解決手段としては、アンドロイドを作り人類を滅ぼします。

え、そうじゃない?

 

うーん、ではこんなのはどうでしょう。

 

自然分娩を禁止し能力の高いコーディネーターだけの世界にする

 

髪や肌、目の色、身長など全て親の望み通りになります。
全員天才でオリンピック選手並みの身体能力を有しているニュータイプです。
全員天才なので不毛な争いはしません。平和。
なお、自然に生まれてきた旧タイプの人類はガンダムで滅ぼします。

え、全然具体的じゃない上に問題を増やしているだけ?というかどっかで見たシナリオみたい?

ならば、これしかありませんっ。

 

魅力的な政治家を増やして社会課題を解決してもらう(他力本願)

 

魅力的な政治家の例1.「エレガントかエレガントでないか」だけが判断基準の政治家

 

自国や他国という概念にとらわれず、その行動がエレガントかエレガントではないかだけしか見ない政治家。
己が正しいと信じた道を貫き、多数派の同調圧力に屈しない少数派でもあるため敵も多い。また、悪と看做されることも多々ある。

 

魅力的な政治家の例2.武力行使を止めるべきと主張する政治家

完全平和主義者であり武に対して武で対抗しようとしない。命を狙われたら「私を殺しにいらっしゃい」と言ってのける。
または「殺されたから殺して、殺したから殺されて、​それでほんとに最後は平和になるのかよ!」と主張する首長など。

 

ところでリアルの話になりますが、国連安全保障理事会の専門家パネルの報告書によるとリビアでは内戦時に人工知能(AI)を持ち、人間の意思を介在させずに敵を自動的に攻撃する「殺人ロボット兵器」が実戦に使用されたそうです。
「殺人ロボット兵器」は、トルコ製の小型無人機で、兵士らを自動的に追尾、攻撃したのだそうです。

これって、モビルドールですよね。

そして上記政治家は、きっとこういうモビルドールによる一方的な殺人をエレガントじゃないって言うはずです。そもそも戦争は人が始めたものだから、戦争は人同士で戦って血を流さないとエレガントじゃないんだって。

モビルドールとモビルドールで戦って決着をつけてくれればゲームみたいで面白いのですが、モビルドールを操る相手の息の根を止めないと争いは終わらないんですよね。まあ、相手の息の根を止めても憎しみと怨念は無くならないのですが・・・。

 

というかね、人類が成長や便利さを望むからいけないと思うんですよね。

他人より上でいたいと望むから熾烈な競争になり、負けた人はずっと恨みを抱いて勝った人へ報復しようとしたりして治安が悪くなる。

それならみんなが競争や武力を放棄してくれれば良いんですよね。だけど自分だけが放棄するのは嫌。だから戦い続けるしかない。

そういう終わりのなさにみんな疲れ果てているのだから、誰かが無駄な競争と成長を終わらせてしまえば良いんですよ。

 

今現在の価値観で「善」とされていることは永遠の宇宙の時空から見たら必ずしも善じゃなくて悪にも見える移ろいやすいものだと思うんです。

したがって、競争に勝った方じゃなくて、「負けた方が勝ち」という小学生がよくやる勝負の取り決めを導入すれば、世界平和に繋がると思うんです。

 

というわけで、「負けた方が勝ち」という発想でガンダムオープンプロジェクトに応募しようと思いま・・・せん!

 

こんな発想バンナムは求めていないんだよっ!

 

・・・みんなが揃って競争を降りるのが一番サスティナブルだと思いますけどね。