「法学天」という名前のウェブサイトで「有斐閣」が刊行している「判例百選シリーズ」のほとんどが、無断で掲載されていたそうです。
同サイトは平成24年頃に開設された模様。ということは、3年近くもの間、野放しになっていたわけです。
*この記事も旧ブログ「問題解決中」のものです。
犯人は関西在住の男性だそうです。
こんな著作権侵害をして成り立っているようなウェブサイトを創る側もよくないけれど、利用している方も気づかなかったのかなと思ってしまいました。
このサイトを利用している人は法学を学んでいる人たちのはずです。
それならば著作権の意識も高いはず・・・と思うのですが。
私もその昔、一生懸命に「判例百選」シリーズは読み込んだことがあったので、オンラインで無料で読めるなら嬉しくて飛びついてしまったかもしれません。
だけど、普通に売っている本が無料で読めるのはおかしいですよね。
個人運営のサイトですし、運営者情報とか問い合わせ先をきちんと載せていなかったのかな。
無料ならまあいいやと利用してしまっていたのかもしれません。
でも、ちょっと危険です。情報に信ぴょう性がないですから。
インターネット上には嘘の情報が沢山載っています。
もしも間違ったことが書かれていたら大変です。
必死で勉強して身につけた法律の知識が嘘だったら・・・。
とんでもないホラーです。
容疑者は恐らく、書籍を丸パクリして、アドセンスやアマゾンアソシエイトで稼いでいたのでしょうから嘘の情報は載せていなかったと思いますが、日本の法律に恨みのある人が故意に誤った情報を拡散していたら・・・。
怖いですね。
法律書は高いですが、ボロボロになるまで読み込むものです。
これくらいは買ってもいいのではないかなと思います。
でも、有斐閣さんがマーケティング手法を変えて、オンラインで公開するというのは全然問題ないと思いますし、ぜひやってほしいと思います。