知財諜報部員(スパイ)になるには

えー、題名には『知財諜報部員(スパイ)』という言葉を使いましたが、そんな仕事は表向きにはございません!
ございませんったら。

・・・でも裏向きにはありそうですよね(?)

もし(もしですよ)あったとしたら、他社の発明者や知財部員と飲みに行って情報を聞き出したりするんでしょうね。

通常、スパイ活動というものはとても地味で、公開情報を入念に調査するそうなのですが、知財に関しては特別で、「公開されている時点で情報は既に古い」という特殊性を有しています。

そのため知財諜報部員は、公開(というか出願)前にいち早く情報を聞き出す必要があります。

そして、情報を盗んだ証拠を隠滅するために、情報を盗まれた人を始末します。
現実には人を抹消することは出来ないので、入院したことにして公の場から一定期間その存在を消してしまいます。

恐ろしいですね。
怖いですね。

家電メーカー等ならまだマシですが、医薬品業界で将来のブロックバスターになるような医薬品の発明情報を盗まれたりしたら、損害は数億どころではないですもんね。

特にハニートラップなんて怖いですよね。
マッチングアプリで知り合った美人が俺に興味を持っている!と思ったら、実はどこからか俺の情報を探し当てたスパイだったとか。

嫁は俺になんの興味も示さないけれど、この女は信頼出来る。彼女になら全てを話せる・・・と信頼したところで発明を盗まれ、彼女も消えたってパターン(ついでに奥さんも失う)。

ありそうですね。

こういうことを防ぐためにも発明者報奨は高くないといけませんね(弁理士試験受験生は特許法35条が論文試験に出たら、こういう流れで発明者の保護について論じましょう。99.9パーセント落ちます)。

 

ところで発明や知財の諜報部員ではないのですが、いろんな企業や特許事務所の従業員の方々から話を聞いていると、「この企業の特許戦略は面白いな」とか「この企業は評価制度が良いな〜」とか「この特許事務所はウェブサイトやSNSではキラキラなことばかり言ってるけど、実態はブラックやな」ということなどがよくわかります。

表向きの顔と真実の顔が違うのはモラな感じがして怖いですね。恐ろしいですね。

ドロドロした黒の衣をまとっているのがむしろ普通な社会では、表向きの顔と内向きの顔が一致している企業って少ないですね。

悪いことしている企業ほど清純なイメージの俳優を起用して広告を流すそうですが、それと同じ感じで、悪いところほどキラキラアピールするのでしょうね。

従業員同士の仲が悪くて企業が分裂し別法人に名称変更とか、従業員が代表のパワハラに耐えきれなくなって逃げ出すという話はよく聞くので、そういう話はキャリア相談を持ちかけられたらこっそり教えてあげたいです。(キャリア相談のときのみね。単なる噂話だと迷惑をかけてしまうので)