神社バトル勃発!? 神社エールと商標権侵害の可能性

年が明けてあっという間に10日が過ぎました。

今年は年始に参拝に行き、おみくじで大吉をひきましたが、子どもを抱っこしながらだったので、運は吉くらいに割り引いて考えておこう(吉×2=大吉)と思っている福田です。

 

 

さて、神社では毎年破魔矢やお守りなどを買うのですが、最近は他の商品を扱っている神社も増えてきました。

 

 

たとえば、神田明神。

 

こちらの神社では、ラブライブやシュタインズ・ゲート、とっとこハム太郎、ご注文はうさぎですか?まどか☆マギカなどなど様々なアニメとコラボしたグッズを販売しています。

 

見た目、アニメイトですw

 

公式HPではLINEスタンプまで販売しています。

 

商魂たくまし過ぎっ!(笑)

 

更には、アニメとコラボした商品だけでなく「ダジャレ商品」の販売もされています。

 

その名も「神社声援」。読み方は、ジンジャーエールです。

KAI-YOUnetより
KAI-YOUnetより

面白いけど、ありがちだから誰か別の人が商標権でもとっているんじゃないの・・・と思って調べてみたら、思った通りでした。

 

「神社エール」について株式会社和僑商店さんが2009年に商標登録を受けていました。

株式会社和僑商店の神社エール
株式会社和僑商店の神社エール

ただ、完全に商標同一では無いんですよね。

 

神田明神の方は「神社声援」で株式会社和僑商店の方は「神社エール」ですから。

 

とはいっても、観念的に同じですし、読み方も「神社せいえん」と書いて「ジンジャーエール」と読ませているわけですから株式会社和僑商店 から商標権の使用許諾を得ていない限り商標権の侵害となってしまうでしょう。

 

「神社で商標権侵害なんて世知辛い世の中だな」と思われるかもしれませんが、最近では神仏や終活に関する商標権の取得はよく行われています。

 

 

このブログでも過去には「仏壇じまい」について大阪市天王寺区の泰聖寺さんが商標権侵害の警告を受けたということについて触れました。

 

こういった俗世のこと(特にお金)とは関わってほしくないと思われている分野での商標権の取得は一般受けしませんが、神社等も商売をしているのですから無関係ではいられません。

 

「私の業界は大丈夫」と安心すること無く、どんな分野にも知的財産権は存在するのでお気をつけください。

 

知的財産権なんてさっぱりわからないし、そもそもあるかどうかもわからないという方はご遠慮無くお問い合わせください。