漫画が違法にアップロードされているサイト(いわゆる海賊版サイト)に広告が掲載されないようになりました。

 

コンテンツ海外流通促進機構(CODA)は、広告関連団体3団体(日本アドバタイザーズ協会(JAA)、日本インタラクティブ広告協会(JIAA)、日本広告業協会(JAAA))と協力して定期的な協議を行っていくようです。

 

つまり、漫画村のようなサイトはブラックリストに入り、広告配信が止められるのですが、このブラックリストは定期的に見直され、悪質なサイトがどんどん追加されていくというわけです。

 

広告費収入が海賊版サイトの資金源のひとつとなっていることからこれは非常に効果的です。

 

もちろん海賊版サイトが収入を得る方法は広告掲載料だけではありません。
たとえば、利用者に有料会員登録をさせて収入を得ることもできます。

 

しかし、ネットリテラシーの余程低い人でない限り、このような怪しげなサイトで自分の本名とクレジットカード情報を開示することなどしません*し、また、あり得ないほど多くのページビューが見込まれる海賊版サイトにとって、広告掲載という手法は、最も簡便な方法であることから、そこを遮断するのは最も合理的であると言えます。

 

*念のため補足しておくと、このようなサイトで有料会員登録するとその個人情報(=カモにしやすい人間。このような個人情報は利用価値が高いことから高額で取引される)が売られ、生涯カモにされます。

 

情報商材サイトなどに登録すると、登録していないのに全然関係ない人からメールが来ることがあると思いますが、これも同じで「騙されやすい人」の情報として個人情報が売られています。

 

このように、利用者の知らないところで個人情報を販売することは違法なので、「個人情報を売って儲けよう!」と考えている人は、ぜひ、まともな方法でビジネスをすることをお勧めします。

 

 

なお、4月には、政府が「緊急避難」として、漫画村などのサイトのブロッキングを行うとしていましたが、ブロッキングは憲法違反である等議論があることから、やはり、広告掲載をしないというのが違法にアップロードするというインセンティブを失わせる最適な方法であると考えられます。

 

そして、その間にサイトブロッキングを立法化するなどの方法を時間をかけてすればいいわけですから。

 

漫画村の他にも違法に漫画をアップロードしているサイトは多数ありますが、そのようなサイトもどんどんブラックリスト入りします。

 

すると、収益を得る方法がなくなることから違法アップロードは減り、結果として著作権侵害をしている違法サイトを減らせることになります。

 

もちろん、広告掲載はストップさせられても漫画の違法アップロードを止めないサイトはたくさんあるでしょう。

 

そのようなサイトを早く見れないようにするためにも、早期の立法化が望まれます。

 

今まで漫画村を利用してきた人はがっかりしているかもしれませんが、法が整備されることは、良質の漫画を読めることに繋がるので、結局自分にとってもプラスなんですよ。

 

もし、「そんなの納得できない!」という人がいたら、ぜひご自分で漫画や小説、イラストなどを描いて発表してみてほしいと思います。

 

そして、勝手に自分の創作が「盗まれる」悲しさ、無力感、怒り・・・を感じてみてほしいと思います。

 

すると、創作意欲がなくなり、絵や文字を書く気がなくなりますから。

 

誰かが一方的に被害を被るという不公平な状況は正されなければいけません。