株式会社イグニスの子会社であるVR関連ベンチャーのパルス株式会社が、順天堂⼤学と『VRを⽤いた慢性疼痛緩和の臨床研究』 について、医療⽤VRシステムの共同出願をしました。
同時に「うららかVR」の提供が開始されました。
産学連携での共同出願っていいですね。どんな発明なのだろうと想像するだけでワクワクしてしまいます!
「うららかVR」の仕組みはどのようなものかというと、入院時に不安を感じる人や慢性神経痛に悩む人に「Oculus Go」を装着させ、リラクセーション効果の高いVRコンテンツを視聴してもらうのだそうです。
映像の時間は1回当たり10~15分程度で、森林・海中を歩く映像やシューティングゲームなど、順天堂大の臨床試験で高い効果が出たものをアプリ形式で提供するのだとか。
シューティングゲームはあんまりうららかじゃないかな(笑)
でも、ゲームを行うと手や指を動かす運動神経が働き、痛みや不安をつかさどる脳内部位「偏桃体」に作用し、苦痛が和らぐのだそうです。
VRコンテンツは没入感が高く、痛みから注意をそらす効果を更に強める可能性があるそうなので、これからの医療に大いに役立ちそうですね!
VRは医者や歯医者の治療の手助けになるし遠隔医療の可能性も秘めているしリハビリに応用することも出来るでしょう。
以前アメリカの病院を舞台にした近未来ドラマを見たことがあるのですが、そこでは小児病棟で入院中の子供に好きなVRを選ばせるシーンがありました。
これってFarmoo(VR世界の中で牧場を運営するゲーム)でかなり近いところまで実現されていますよね。
また、We Are AlfredというVRもあるのですが、これは簡単に言うと、視界の中に高齢者と同じ黒い異物を表示させ、医師に患者の気持ちを感じさせるVRです。
このVRを使って高齢者になりきると、患者さんの辛さを身をもって体験出来るのでより患者さんに寄り添った治療を行えると共に、新しい治療法の発見にも繋がります。
様々なVRの出現と共に医療の発展に拍車がかかりそうです。
今度はどんなVRが出現するのでしょう。楽しみですね!