オンラインのフリマアプリの代名詞と言えるほど有名なメルカリ。
利用する人がたくさんいるため、必然的に「知的財産権侵害物品」が出品されています。
その手口は巧妙さを増しており、買うまでは知的財産権侵害物品かどうかわからないものまで存在します。
しかし、多くの違法物品は、何らかのシグナルが存在します。
それは、異常に安い値段だったり、シリアルナンバーが付いていない、保証書やギャランティカードの写真が載っていないということだったりします。
メルカリは、ブランド権利者と協力し、知的財産権侵害物品を扱わないようにしています。
AIや機械学習などのテクノロジーを活用した出品パトロールもあれば、鑑定経験豊富なメンバーによるチェックというアナログな手段もあります。
そして、現在メルカリは、特許庁の行っている「コピー商品撲滅キャンペーン」に賛同し、積極的にコピー商品を排除しようと努めています。
なお、特許庁は、定期的にコピー商品を買わないよう啓発する「コピー商品撲滅キャンペーン」を実施しています。
現在もこちらのサイトで、コピー商品は知的財産権の侵害であることを啓発するキャンペーンを行っています。
http://www.jpo.go.jp/copyshouhin/30fy/campaign/
キャッチコピーは「内心ひいた。ニセモノを買う友達に。」です。
ちょっとキツイ感じはしますが、「ニセモノはかっこ悪い」という意識を啓蒙し、知的財産権侵害物品を買いたいと思わせないように仕向けています。
「嫌な気がするけど注意はしにくい」というキャッチフレーズもあります。
・・・ただ、ブランドというものは、それを持っている本人がどう感じるか、という側面もあるので、「他人の目」視点で訴えかけても動じない人は動じないという可能性もあります。
化粧品や食料品などは健康被害があるために真正品でないと問題がありますが、バッグなどはぶっちゃけニセモノでも、すぐに壊れちゃった。残念!で済んでしまうという側面もあります・・・。
ですから、我が道を行く”ツワモノ”には響かないキャッチフレーズではあります。
しかし、多くの人は、「他人の目」を気にするので(だからこそブランド物を持つ)、その点このキャッチコピーは優れています。
このキャンペーンにより、少しでも知的財産権侵害物品の流通が減ることを期待しています。