掃除が得意な人には片付かないという悩みは理解出来ないでしょうが、たとえ掃除が得意でも、子供がいる家では掃除をした直後に元通りにグチャグチャにされてしまいイライラしてしまうことは日常茶飯事だと思います。

 

そこで、今日は「部屋が片付かなくてイライラする」という日常的な問題を解決してみたいと思います。

 

まず、私自身はADHD(注意欠陥多動性障害)かと思うくらい片付けが苦手です。

(まあ、私の場合はズボラなのですが。
余談ですが、ADHDの人は、法律家のような論理的な職業に向いていない反面、アーティストやひらめきが必要な発明家や小説家が向いているそうです)

その上、子供がいるので丸一日家の中が綺麗であった試しがありません。

 

だから、たまにホテルに泊まると、無駄なもののない清潔な部屋で気持ちが爽やかになります。

 

自分の家も整理整頓されていたら毎日気持ちよく過ごせるのに・・・。

 

でも、掃除はしたくない・・・。

 

そんなジレンマを抱えています。

 

ん、ジレンマ? 矛盾?

 

矛盾があるということはいつもの通り問題解決出来そうですね!

 

早速試してみましょう。

 

理想の状態は、「掃除をしなくても、いつも綺麗」です。

 

 

しかし、人間が住んでいる以上、エントロピーが増大してしまうのは避けられません。

 

物が上から下に落ちる「重力」には逆らえないように、「エントロピー増大の法則」にも逆らえません。

 

ですから、散らかった部屋をいくら放置したところで、元の綺麗な部屋には戻りません(不可逆性)。

 

自然に任せると、勝手にエントロピーが減少することはありませんから、発明原理25「セルフサービス原理」は使えません。

 

そこで、人間または何かの力でエントロピーを減少させるように片付けなくてはいけません(ルンバにできるのは埃を取ることだけで、お片付けはできません。掃除機をかけることよりもお片付けのほうが大変なのですが・・・)。

 

現状では、お片づけロボットを導入している家庭はないと思うので、人間の力で片付けなくてはいけません(「メカニズム代替原理」は使えません)。

 

すると、➀自分で片付ける  ➁家族にやらせる ➂誰かを雇う という解決策しかありません。

 

➂はお金さえ払えば済むのでお手軽ですが、金額の高さやセキュリティの問題が残ります。

 

すると➀か➁の方法を取ることになります。

 

では、ここから発明原理をいろいろ当てはめていこうと思います。

 

今回は矛盾マトリクスには当てはめずに、発明原理に手当たり次第に当たっていこうと思います。

 

まずは1「分割原理」です。

 

これは、夫と妻と子供でそれぞれ別々の場所を掃除したり、朝はトイレ、夜はキッチンというように片付ける場所と時間を分割すると考えるといいでしょう。

 

次に発明原理10「先取り作用原理」11「事前保護原理」27「使い捨て原理」

 

汚す前に片付けるときのことを考えて予めタオルを敷いたり、使い捨てのもので済ませるといったことが考えられます。

 

たとえば、テーブルの下に耐水性のマットを敷いて、食事中に何かを落としても簡単に片付けられるようにします。

 

また、子供がジュースをこぼすのが心配だったら、少量ずつ注ぐということも先取り作用でしょう。

 

3「局所性質原理」必要な場所だけ掃除するというのもありでしょう。

来客があるときは、居間だけ綺麗にして、書斎は急遽おもちゃ置き場に変わります(笑)

 

5「組み合わせ原理」一緒のタイミングで使う掃除道具を組み合わせて置いておくと便利です。
私は重曹とお酢を一緒の場所に置いてまとめています。

 

6「汎用性原理」 重曹は料理にも湿気取りにもお掃除にも使えるので、家中至る所においています。

 

8「釣り合い原理」 掃除に見合うお駄賃など、ご褒美で釣って、家族に掃除をさせてはどうでしょう。

 

しつけという点から考えたら好ましいことではありませんが、手段の一つではあります。

 

9「先取り反作用原理」 20「連続性原理」

 

んんんっ!これは使えそうですね!ちょっと保留しておいて思いついたら書き足します。

 

13「逆発想原理」

22「災い転じて福となす原理」

 

「汚い部屋を見るとイライラする」のではなく、発想を転換してみてはどうでしょう?

 

「汚い部屋を見ると、ラッキーと思える」状態にすればいいわけです。

 

どうしたらラッキーと思えるでしょうか?

 

少し考えて見てください。

 

 

 

思いつきましたか?

 

私は、「汚い部屋の写真を撮る」ことによって、ラッキーと思えるようになりました。

 

 

どういうことかというと、汚い部屋の写真を「思い出」として残すことにしたのです。

柱に書かれた落書きも良い思い出になります。

 

また、ブログのネタにもなります。

 

あまりにも酷い汚され方をしたら、怒りを通り越して笑ってしまいます。

 

うちの子は毎日すごいことをやらかしてくれます。

 

さっそくここで披露させてもらいます。

 

我が家の和室の壁紙です(笑)

*この記事も旧ブログ「問題解決中」のものなので画像は残っていません。すみません・・・

 

どうですか?w

 

うちは、外観や廊下は綺麗なんですよ。リビングと子供部屋が滅茶苦茶汚いだけです(笑)

 

逆発想+パラメータ変更の例として、お片付けを「面白いイベント」に変えてしまうということも考えられます。

 

私はうまく誘導できていないのですが(^^;)

 

 

いろいろ検討しましたが、今回はここらへんで終わりにしたいと思います。

 

 

結論:子供は汚すもの。いくら怒っても無駄だから怒らない。片付けを「面白いイベント」にしてしまう。

 

また、汚れてもがっかりせずに写真を撮って良い思い出として残す。

 

そもそも、「ものを買わない」「すぐに捨てる」ということを私ができればいいんですけどね・・・