アマゾンで芸能人のお面が勝手に販売されているとの記事をヤフー記事で読みました。
さっそくアマゾンで検索してみると・・・
出るわ出るわ。芸能人のお面がいくらでも出てきます。
販売元はCelebrity Cutoutsという英国企業なので基本的に海外芸能人のお面が多いのですが、日本人の芸能人のお面もたくさんあります。
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本田圭佑、郷ひろみ、倖田來未、蒼井優、齋藤飛鳥、本田翼、石原さとみ・・・
正子皇后なんていうものまであります・・・。多分、これ、雅子様のことなのでしょうけど。
ジャッキー・チェンやリン・チーリンもあるな・・・と眺めていたら随分時間を浪費してしまった!!
上記記事によると、各芸能人の所属事務所には一切許諾を得ていない模様。
このように芸能人の肖像を勝手に使うことは法的にどのような問題があるのかというと、パブリシティ権の侵害となります。
また、他人の撮った写真を無断で使用しているわけですから著作権の侵害にもなります。
この問題に関し、杉浦弁護士はこのように仰っています。
この事例からもわかるように、今やGAFAを中心としたプラットフォーマーの利用規約とその運用指針>各国の法律になりつつある。巨大PFに対して適切かつ実効性ある規制を及ぼさないと、我々の生活は知らぬ間に、いち企業たるPFの利用規約に縛られていくかもしれない。
— 杉浦健二 弁護士@STORIA (@kenjisugiura01) 2019年6月15日
正にこの通りですね!
日本では肖像権やパブリシティ権の侵害になる行為でも、プラットフォーマーの規約の前にはその法的効力さえも消されてしまいます。実効性が保てないのならば何のための法律なのか・・・。
まあ、著作権侵害などに関しては、該当画像を削除すれば過去の損害についてはお目こぼしという事例も多いのですが。
少なくとも、これだけあからさまに堂々と違法な商品を販売する行為に対しては、アマゾンが責任を持って即座に販売停止措置を採るようにしてほしいものです。
本当にもうこんな侵害物品を何ヶ月放置しているんですかー!!
せめて、権利者から申し立てされた場合には即刻知的財産権侵害物品を削除・保留する措置をアマゾンが採ってくれない限り、日本国としても海外企業に対してそれなりの措置を採るように出来ないと日本市場が無法地帯になってしまいます。
アマゾン便利だから日常的に使っているけど本当にどうにかして!!
Amazonだけでなく、GoogleやAppleなどプラットフォーマーに支配される生活は怖いです。
iPhone⇔アンドロイドに携帯変えたら昔の写真が消えてしまうし。
GAFAの手の上で踊らされている状況から脱却したいものです。