昨日は、フィギュアの羽生結弦選手の美しい演技に世界中の人が魅了されました。
羽生選手は再び金メダルを取って、生きるレジェンドになりましたね!
ところで、平昌オリンピックではいつもと違って羽生選手はリンクにプーさんのティッシュケースを連れてきていません。その理由を記者会見ではこう述べています。
「スポンサーの問題もあり、著作権といえばいいんでしょうか? 専門的な知識、用語が出てこないのでなんて言えば良いかわからないですが、〝黄色いクマを持ってくることができませんでした」
この会見の中で言っている「黄色いクマ」とは、もちろんプーさんのことです。
そして、問題となっているのは著作権というよりも、商標権の問題です。
どちらも知的財産権です。
国際オリンピック委員会(IOC)は商標権などの扱いに厳しいため、IOCの知的財産権だけでなく、他社に存在する知的財産権についても取扱を厳格にしています。
だって、スポンサー企業はオリンピック委員会に多額のスポンサー費を払って名前を出してもらったり宣伝をしているのに、お金を払っていないプーさん(の知的財産権を持つ会社)が宣伝に使えてしまうのでは国際オリンピック委員会にお金を払おうという会社が現れなくなってしまいますからね。
そう、オリンピックは国際オリンピック委員会が儲けるために存在するのです(と言い切ってしまってもいいような状況です)。
というわけで、「ディズニーは羽生選手がプーさんのティッシュケースを持ってくるのを許してあげればいいのに」と思っている方は、考え方が反対です。
ディズニーとしてはどんどんプーさんを広めてほしいのですが、(だって、無料でこれだけの宣伝効果があるのですから最高ですよね)IOCとしては自分たちがお金をもらわない限りそんなことは止めてほしいわけです。
というわけで羽生選手は大好きなクマのプーさんとしばしのお別れをしたわけですが・・・
オリンピックからもうちょっとお金を放して、健全なスポーツの祭典になってほしいですね。
ちなみに日本人の私としては羽生選手の好きなキャラクターが日本のキャラクターだったら良かったのにな〜と少しだけ残念に思っています。
サンリオキャラクターとかドラえもんとかね。
著作権の保護期間が更に20年延びますし・・・(^^;