今年の夏は猛暑です。

*この記事も旧ブログのもので、実際に書かれたのは3年近く前です。

 

クーラーを一日中使うことになりますが、電気代が半端ありません。

しかし、だからといってクーラーを使わないと生産性が落ちます。

 

 

そこで、この問題を解決してみたいと思います。

 

まずブレインストーミングで思いついた節電アイディアを書き連ねてみます。

 

●家電の電源を切る。

特にパソコン。使わないときはオフにするべきです。家電が発する熱も相当です。

 

●調理をするときは一度に済ませる。次の日に食べるものも下ごしらえ程度ならできます。

夏によく食べるとうもろこしは一度にたくさんゆでて、冷蔵庫で保管しておけばいいでしょう。

 

●外出する

そもそも家にいなければクーラーは使いません。

涼しいショッピングモールでのんびりすればいいでしょう。

 

●水風呂に浸かる、水をまく

 

昔の人の知恵です。気化熱で周りの温度を下げてくれます。

 

●扇風機の前に氷を置く

氷ではなく凍らせたペットボトルなどでもいいかもしれません。

 

●冷感マットを使う

寝るときにひんやり感じるマットを使うと体感温度が下がるので、クーラーの設定温度は高くても大丈夫です。

 

ブレストではこの程度のアイデアしか生まれなかったので、今度は矛盾マトリクスに当てはめていきたいと思います。

 

クーラーを使うのを辞めたり設定温度を下げると、エネルギーの損失は減りますが、暑くなるので生産性が下がる ということは・・・

 

改善するパラメータは「エネルギーの損失」
悪化するパラメータは「生産性」または「照度」

 

でしょう。前者は28,10,29,35
後者は1,13,15 です。

 

順に見ていきます。

 

発明原理28「メカニズム代替原理」
クーラーはメカなのでこれはパスします。

 

発明原理10「先取り作用原理」

暑くなる前に準備出来ることがあります。
たとえば、以前真夏の暑さを乗り切る方法で紹介したように夏になる前に緑のカーテンを準備しておきます。

今から容易するのでは間に合わないので、すだれで代用してもいいでしょう。

 

予めたくさん氷を作っておく、体の熱を下げる食材を用意しておくというのも有効です。

暑いときはきゅうりのように熱をとってくれる食材を添えた冷やし中華を食べるというのは理にかなっていますね。

 

発明原理29「流体作用原理」

ブレストで出た水風呂に入るとか水をまくといったことはこれに当たりますね。
水という安価なものを利用するのでエコです。

 

発明原理35「パラメータ変更原理」

部屋の冷たい空気を外部に逃さないようにドアや窓の隙間を密封してはどうでしょうか。

 

また、カーテンや布団の質を変えるのも有効です。
かなりの省エネになります。

 

また、クーラーを使う時間帯を変えるというのもいいかもしれません。電気代の高い昼間の間は外へ逃げて、深夜に一気にクーラーや洗濯機、炊飯器といった家電製品を使うといいでしょう。

 

ただし、マンションにお住まいの場合は、家電の発する騒音のため、近隣住民から苦情がくるという別の問題が発生する可能性があります。

 

また、夜型生活を推進することになるという問題もあります。

 

発明原理1「分割原理」

クーラーを使う部屋を狭くしてはどうでしょうか。

たとえば、うちのリビングは和室とつながっていて広いのですが、和室のふすまを閉めてしまえば、リビングは狭くなります。

狭い部屋を効率的に冷たくできます。

本当はさらに狭くできればいいんですけどね。

 

発明原理13「逆発想原理」

発明原理15「ダイナミック性原理」

 

省エネのため、出かけるときにクーラーは切ってしまいますが、家電製品は一度電源を切ると再び電源を入れるときに多くの電力を消費します。

したがって、1時間や2時間程度の外出なら、クーラーの電源を切らずに設定温度を上げて外出した方がいいでしょう。

また、クーラーからも風が出ますので、その風向きや風量を変えることにより涼しく感じることができます。

 

扇風機も合わせて使えば、設定温度が高くても体感温度は下がります。

 

省エネ家電にするというのもいいですね。

 

 

以上生産性を下げずに節電する方法でした。