ブリの餌にチョコレートを混ぜて養殖した「チョコブリ」が愛媛県で開発されました。
カカオポリフェノールの抗酸化作用により、切り身が5日間にわたって鮮やかな色合いを保つ効果があるそうです。

 

ブリは生け締めした後、短期のうちに変色し、特に切り身にした際、血合いが茶色くなり、商品価値が下がってしまうというのが従来の問題点でした。

 

この問題を解決するために、出荷前のブリに20日間に渡ってチョコ入りの餌を与えています。
これにより、切っても色が変色しないという効果があります。

 

人間が食べるものと同じチョコを与えるのに、魚の味は通常のブリと変わらないそうです。

 

 

・・・しかし、チョコレートは高価なものですし、餌として与えていると、コスト的に高くなりすぎて、売上が上がったとしてもどれだけの利益増が見込まれるのだろうと少し心配になってしまいます。

 

これからはチョコレートそのものを与えるのではなくカカオバターを与えるそうなので、何らかの方法でコスト減を図らないといけないと思います。

 

なお、チョコと同じように抗酸化作用を持つミカンの皮を餌に混ぜて育てた「みかんブリ」を過去に開発しているそうですが、チョコブリの方が色合いが長持ちするとか。

コスト的にはみかんの方が良さそうですが、なかなか難しいですね。

 

 

魚の養殖技術についてですが、餌に何かを含有して、魚に含まれる栄養素を増やしたり、切り身の色を良くしようとして実にたくさんの発明がされています。

これらの「栄養価が高い」「色が良い」といった付加価値により、商品がより売れるようになります。

sponsored link

 

しかし、問題は同じように「コスト」です。

 

栄養価が高くなるからといって高価な餌ばかり食べさせていたら費用がかかってしまいます。

 

ですから、安価な餌でも栄養価を高くしたり色合いを良くすることが解決できたら効果的です。

 

もちろん餌という手段に頼る必要はありません。
たとえば、音楽を聞かせてリラックスすることにより魚の食感が良くなるという効果があったら安価で素敵な発明です。

 

なお、養殖しているブリは、運動不足のせいで白身になってしまうそうです(天然のブリは赤身)。

油が多くて美味しいともいえますが、脂が多すぎるとしつこくなります。

 

そこで、ぶりに「ダイエット」させて脂肪量を減らすという発明が日本水産株式会社さんからされています(2006年10月6日特許出願)。

 

この発明では、養殖ブリの餌にトウガラシを入れることによってブリの体脂肪を減らすことを達成しています。
カプサイシンがダイエットに効くのは人間だけではなかったのです!

 

【課題】 適度に脂がのった肉質に改善し、しかも可食部の歩留まりを高くする養殖魚の肉質改善法を提供すること。
【解決手段】 養殖魚にトウガラシあるいはトウガラシ成分よりなる肉質改善剤を与えることを特徴とする養殖魚の肉質改善法。肉質改善剤を添加した飼料を給餌することにより与える。上記の飼料は飼料原料100重量部に対して肉質改善剤0.1~25重量部の割合で添加する飼料である。

 

養殖の特許って面白いですね!

今後は、魚業界でも朝バナナダイエットやビリーズブートキャンプが流行るかもしれません(>v<)←古い

魚が自ら運動してくれればコストがかからなくて良いですね〜