*この記事は旧ブログ「問題解決中」の記事と同じです。実際に描かれたのは2年ほど前です。リンクを下さっていた方はこのブログのアドレスに設定し直してくださると助かります。
自分はケチだと自覚している人、または恋人・配偶者や友人、同僚がケチで不満を持っている人はケチを直したい、ケチを直してもらいたいと思っていることでしょう。
もしそう思っていないなら何の解決すべき問題はありません。
しかし、ケチということは生きていくうえでマイナスなことがたくさんあります。
たとえば、人に嫌われます。
そのため孤立しがちです。
いざというときに人に頼ることができません。
有用な情報や人が集まってきません。
結果、短期的には得をしたように見えても長期的には大きなマイナスです。
したがって、ケチであることは直すべき課題であると考えます。
といっても、表面上そっくりな節約という行為は美徳であるために混乱が生じます。
そこで、どのような行為が節約でどのような行為がケチなのかを定義し、ケチの部分だけを直すようにしましょう。
まず、「お金を使わない」ということは、即ケチというわけではありません。
むしろ無駄なこと、不要なことにお金を使わない人は堅実な人です。
ため込んでいても、いざというときには使える人(特に他人のために使える人)、そんな人は立派な節約家です。
一方、払う必要があるのに払わずに済ませてしまう人(たとえば町内会で一家族1000円ずつ出すことに決まったのに町内会には参加しないからといってお金を出し渋る)や極力自分の懐を傷めないように他人に頼ってばかりの人はケチです。
上述したようにこんなケチの人は長期的に見て良いことはないので改善する必要があります。
ケチは問題であると認識して、問題解決をしていきましょう。
今回は発明原理を使わずに、原因を考えてそこから解決策を導き出してみます。
そもそもなぜ人はケチになるのでしょうか。
1. 短期的視野でしか物事を見られない
人間関係を維持するにはお金がかかるものです。
しかし、そのような出費を勿体ないと考えてお金を惜しんでいると長期的には預金がまったく増えていない状態になります。
確かに人付き合いにはお金がかかるものですし恩を返してくれない人もいますが、全体的、長期的に見るとこちらが与えた分だけより多く帰ってきます。
しかし、ケチな人にはそれがわかりません。近視眼的にしか物事を見ることができないのです。
ですからこのタイプの人には「長期的には損をしている」ということをわからせるとケチをやめることができるでしょう。
出すべきときに出し惜しみをしてしまうと出会いも縁も無くしてしまいます。
2. 自分はお金と縁がないと思っている
時給の低い仕事をしていたり失業中だったりすると「自分はお金を稼ぐことができない」という意識にとらわれ、ケチになる可能性があります。
たとえ貯金は多くても、貯金が減る恐怖に捉われてしまうからです。
したがって、このような人がケチをやめるには、稼げる仕事を始めてもいいですし、自己意識の低さを改善させてあげてもいいでしょう。
3.貯金や節約をすることに快楽を感じている
出費を抑えることにより通帳の額が増えていくとうれしいものです。
しかし、他人への出費を勿体ないと思うことにより失っているものもあるということを意識すべきです。
自分を客観的に眺めてみると良いでしょう。
4.自・他の意識が強い人
自分のもの、自分の子供、自分の犬etc…
自分や自分にかかわるものにはお金を使うくせに他人には1円だって使うのを勿体ないと感じてしまいます。何かを教えることすら嫌がります。
こんな人は、自分は一人で生きているわけではない。ということを学ぶべきでしょう。
日ごろ無料で使っている公共のものはみんなのものです。
使わせてもらっている分、自分も何かお返しをする、そういうボランティア意識を持っていればその人がいるだけで喜ばれるような存在になります。
結果として本人も他人に喜ばれて嬉しいし、周りの人もうれしいという好循環が生まれます。
自分には生きる価値がない・・・そんな風に鬱になっている人にもお勧めの生き方です。
お金がすべてではありませんが、金離れのよい人は好かれます。
反対にお金に執着する人は下品に見えます。
5.過去(育ちや借金の経験など)のトラウマを抱えている
過去にお金で苦労したことがあると、お金を手放すことに恐怖を感じている可能性があります。
その場合、手放しても安心だよ。人を頼っていいんだよ。ということを教えて優しくしてあげることが大事でしょう。
ただし、お金で苦労した過去だけでなく、人を利用することが好きな性格だったりするとただのひもになるので、このような人とかかわる場合には注意が必要です。
トラウマは簡単には治らないでしょうが、本当に信頼できる人とお金ではなく心で繋がることができればお金への恐怖はなくなるでしょう。
以上ケチになる原因と解決法を見てきました。
解決法はいつものように発明原理を使えばもっと出てくるでしょうが、今回はこの程度にしておきます。