本日は、画家・堀としかずさんのご紹介をしたいと思います。

 

アーティストさんのご紹介をするときは、能書きを垂れるよりは、作品を見ていただいた方が直感的に訴えかけてきてわかりやすいのでまずは堀さんの作品を御覧ください。

主に知財。たまに問題解決。
主に知財。たまに問題解決。

(2019年1月からはこのブログ『主に知財』のヘッダーに使わせて頂いております。ブログのトップにアクセスした場合にのみご覧いただけます。)

 

堀としかずさんは、画家としてご活躍されていらっしゃいますが、イラストレーターhoriとしても活動されています。
(なお、この記事内で紹介している画像の著作権は堀としかずさんに帰属します。)

horiさんによるペン画
horiさんによるペン画

そして、私はhoriさんの描かれる付喪神や妖精とお爺ちゃんが大好きなのです!
同じように感じているファンの方も多いと思います。

 

お爺ちゃんをここまで可愛らしく描ける画家さんってなかなかいないと思います(笑)

 

堀としかずさんによる版木絵
堀としかずさんによる版木絵

 
ちなみに、堀さんの作品は奈良の金魚ミュージアムでも見られます。

動画でないとその良さは堪能出来ないのですが・・・。

 

 

さて、私はイラスト作成に際し、「”古と新の融合”と”知的財産”を堀さんならではの世界観で表現してください。」とお願いしました。

 

初めてお会いしたときに堀さんが描かれたVR(Virtual reality)のイラストを拝見したのですが、そのときに、「古くからある日本画で最先端の技術を扱うのって面白い!」という感動がありました。

 

既にVRは描かれていますから、同じ題材を扱うのではなく、知財に関する別の技術を・・・と考え、結局「化学」になりました。

 

ちなみに、「発明」って、一般的には孤高の天才博士が一人でするものというステレオタイプがありますが(これは恐らくアニメなどの影響だと思っています)、実際にはそうではありません。
複数の人間が集まってチームで行います。

 

堀さんの絵の中では、付喪神や妖精たちが複数集って実験を行っています。

なんて愛らしい・・・!

 

忙しいスケジュールを縫って素晴らしい作品を仕上げていただき、ありがたいです。

 

画家とイラストレーターの二面性

 

さて、既に堀さんは画家としてだけではなくイラストレーターとしても活動していると述べましたが、ここには堀さんという人間の2つの面が現れているなと思いました。

 

人間って誰しも複雑です。

 

見方によっては○な人が違う方向から見ると△に見えるなんてことはよくあります。

 

したがって、一人の人間が生み出すアート作品が違う印象を与えることにもなんの違和感もないと思います。

 

horiさんの場合は、イラストに可愛らしさや愛らしさが前面に押し出されています。

 

一方、画家である堀としかずさんの場合には、荘厳さ、高貴さ、厳格さが表現されています。

画家・堀としかず氏の作品
画家・堀としかず氏の作品

どちらも同じ人物による作品ですがかなりイメージが違います。

 

堀さんという人間は、イラストレーターhoriのイラストに現れているようににこやかで優しげな人です。

 

しかし、同時に画家である堀さんの荘厳さ、高貴さというものも内部に秘めているのだなと感じています。

 

そして、そのような違いが見事に作品に現れています。

 

アートというものは、正に、人の思想または感情を創作的に表現したもの(著作権法2条1項)なのだなと思いました。

 

自分が好きなもの、こう見られたいというイメージ、自分が他者に対して持っているイメージ。

そんなものが全て作品に現れるので、そのアーティストが生み出した作品はアーティスト自身と同一視できる部分が多く、だからこそ、より良い作品を生み出したいという気持ちは尽きることがないのでしょう。

 

堀としかずさん、そしてhoriさんの更なるご活躍をお祈りしております!

 

堀としかずさんのホームページ