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パテントとは一体何でしょう?
これは英語のPatent、つまり「特許」のことを言います。
パテント=特許と考えて差し支えありません。

 

では、特許とは一体何でしょう。

 

頭モジャモジャの天才博士の発明のこと?

 

確かにそんなイメージはあります。しかし、これは漫画や小説、アニメのなかで作られたイメージです。現実の特許や発明とはかけ離れています。

特許と変人博士はあまり関係がありません。
発明をしたからといって自動的に特許が得られるわけではないからです。

 

特許権とは、人が創作した発明(=高度な技術的思想)を明細書と呼ばれる書類に書いて、その書類を特許庁と呼ばれる機関(特許許可局なんて存在しません)に提出して、特許庁での審査を経て登録を受けたものにのみ与えられる独占排他権です。

 

普段の生活の中で便利な発明をしたときに「お、これ特許取れるんじゃないか?」と思うことがあっても、実際は特許法が要求するほどの高度性を備えていることが無いために、取れないということが多々あります。

 

その場合でも、どうしても知的財産権が欲しいという人は、実用新案権という高度性の必要とされない権利を取ることになるでしょう。

 

この特許権や実用新案権のような独占排他権である知的財産権を持っていれば、他人がその発明を真似しても「発明を使うな!」「発明を使ったらお金を払え」と主張することが出来ます。

・・・とはいっても、特許権さえ取れば真似されないわけではなくて、「特許を取ると真似されてしまう危険性が増える」ということは肝に銘じておく必要があります。

 

よく、特許出願費の節約のため、個人で特許出願している人が見受けられますが、そのような特許出願の多くは、審査請求せずに放置されています。

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もちろん出願日の利益を得るために少しでも早く特許出願するのは大事なのですが特許戦略を何も考えずにテキトーに特許出願してしまうと、「お金を払って全世界に自分の発明を公開するだけ」という悲惨なことになります。

 

なお、「お金はいらない。私の発明は人々の幸せのために使って欲しい」という人もいるでしょう。そのような場合は特許権を取得せずに、発明を公開してしまえばいいでしょうし、特許権を得ておいて、それを無償公開しても良いでしょう。

特許権から直接的に利益を得ることは出来ませんが、その発明が優れていれば優れているほど発明者としての名声をより高めることに繋がるでしょう。

ノーベル賞候補になるかもしれませんね。

 

もちろん特許権を利用して収益を得ることは正当な行為ですので、無償公開する方が偉いとは言い切れません。

 

医薬品の特許などに関しては薬が高くて亡くなる命もあるので無償公開して欲しいところですが・・・。

 

発明を特許出願するときには、そのアイデア(技術的思想)を文章にして特許庁に明細書を提出する必要があります。

 

この明細書を書くという行為は経験が必要であり、かなり難しいといえます。

 

特許出願のプロである弁理士にお願いするか、ベテラン弁理士に教えてもらいながらスキルを高めるしかないでしょう。

 

素人が見よう見まねで特許出願するくらいなら最初から特許出願はしない方がいいでしょう。権利範囲が極端に狭くなり、勿体無いですから。

特許出願費用数十万円をケチって、逸失利益が数千万円なんて馬鹿らしいですよ。

 

もちろん、全ての弁理士が優秀なわけではありませんし、気持よく明細書の書き方を教えてくれない人もいるでしょう。

 

ですから、弁理士の選び方にも気をつける必要があります。

 

ホームページだけでは実際にはどんな人なのかわからないので、知人に紹介してもらうのが一番良いのではないでしょうか。私に聞いてくれてもいいです(笑)

 

というわけで駆け足でパテントについて説明してきましたが、だいたいご理解いただけたでしょうか。
一般に流布している特許のイメージと実際の特許は違いますね。