トピック 5. 人は何が出来るか。そしてどうして?
(システムの諸機能)
”人は何が出来るか”というトピックは、一年生にとって最も難しいものの一つです。
アイデアがいろいろな表現方法に沿って伝えられるようにクラスをアレンジしてください:
1. 先生は、子供が何をしなければならないかについて示します。
2. 学生(または全クラス)の1人は、何がされなければならないかについて話します。
3. 子供は、先生の力を借りずにエクササイズをします。
1. 準備 (一年生のための索引)
2. 宿題のチェック
既に学習した概念について評価する。
3. レッスンへの手引
エミールはあなたのために新しいなぞなぞを用意しました。
おいしゃさんたちは、小さな子のたいおんを測るときにいつも苦労します。
小さな子たちは測定が終わるまで待っていられないからです。どうしましょう?
あなたは何かからの助けが必要です。:
かれは木の下にすわっています。
一とうの牛と1ぴきのオオカミがいます。
だれかの助けがひつようです。:
それは・・・
木の下にすわっています。
一とうの牛とオオカミがごちそうにありつこうとしています。
[翻訳者注:これは、有名なロシアの子供のための詩”ドクターパウダーピル”の一部です。
ロシアのすべてのこの心温まる話を知っています。]
あなたの新しい助手ができることの絵を書いてください。
4. 主題
ペンの部分になまえをつけてください。それは書く手伝いをしてくれます。 ………………………..
ペンなしで書くことができますか?
どうやったらできますか? ………………………..
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この作業は、子どもに中心的で難しい概念 ― 完全 ― の1つを認めるようにさせます。
理想的なシステムは、「存在しないのにその機能は実行される」システムです。
私たちはこの作業を何度も行います。
一年生にとって、これは「どんなシステムでも特定の機能を実行するために作成される」ということを思い出すのに十分です。
それは他のシステムによって実行されることができます。そして、問題を解決する際にしばしば使われます。
概して、システムには多くの機能があります。
言い換えると、システムが多くの資源を持つほど、機能はより多く実行されます。
機能とは、システムを意味するものです。どのシステムもプロパティによっていろいろな機能の働きをします。
この作業は、以前にした作業の応用です。ゲームにします。生徒たちは、 ゲームの中でとても感情的になって役を演じます。そこで現れるイメージが複雑な概念を記憶する助けとなります。
昔々、魔法の森にネズミがすんでいました。かれは、あなから出て、リスを見ました。
ネズミはひとりごとをいいました。: “ぼくはもうネズミなんていやだ。
リスみたいにえだからえだへとびうつることができたらいいのに!!”
森にはまほうつかいも住んでいました。
まほうつかいはネズミののぞみをかなえることが できます。
ネズミがリスのようにジャンプできるには何があったらいいですか?
答え: 強い爪とふわふわのしっぽ………….
– ねずみは魔法の開拓地に行きました。そして、強い爪とふわふわのしっぽを手に入れました。ねずみはそれを身に着け、ジャンプするために木に戻りました。
彼はジャンプできたでしょうか?
– しっぽはとても重くて、爪は長くて鋭い・・・。ネズミは何もできませんでした。
– ねずみは怒りました。”ぼくはりすみたいにジャンプなんてしたくない。”そして、突然彼はキツネを見ました。”ぼくはキツネくらい早く走りたい!”
私たちは下位システムとプロパティを特徴づけます。 それは、あれやこれやの機能を行うのに必要です。私たちは、ネズミを変えること無しにネズミに機能を与える努力をします。私たちは、何もフィットしないということに気づきます。
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”くまのようにほえることができたらいいのに!”
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“つばめのようにとべたらいいのに!”
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“あひるのようにおよげたらいいのに!”
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“くじゃくのようにじまんできたらいいのに!”
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さあ、他の動物の部分を付けたネズミの絵を描きましょう。
– ネズミはなんでも付けることができます。:
”ぼくはネズミだ。クマのように吠えることはできない。でも、クマはぼくのようにチューチュー鳴くことはできない。
ぼくはツバメのように飛ぶことはできない。でも、ツバメは薄い枝をぼくのように噛ることはできない。
ぼくはあひるのように泳ぐことはできない。でも、あひるはぼくのように穴を掘ることはできない。”
わたしたちは他の物よりも良い仕事ができるように、全てのシステムは人間または自然によって作られていると結論付けます。 そして、様々な道具を正しく使うことはとても重要です。
5. 心理的発展ゲーム
“マーシャ、負け犬”
– 全てのシステムは独自の役割と機能があります。しかし、ときどきシステムはその独自の役割だけでなく、変わった役割もこなさなくてはいけません。
そして、人は、計画したことがきちんと達成されることの方が重要だとは思いません。 マーシャに素敵なことが起こりました。素敵な冬のある朝、マーシャはいつも通り学校へ急いでいました。
みんなはマーシャのことを負け犬と呼びました。なぜなら彼女はいつも何かを忘れているからです。
その朝はヘアクリップをなくしました。マーシャの髪は長いのでクリップなしではいられません。
マーシャはどうしたらよいのでしょう?
– リボンで髪を結ぶ。
– それはつまりリボンはヘアクリップと同じ仕事をして同じ機能を持っているということ。
– 髪を束ねる。
– 美しいヘアスタイルを作る。
– 髪を束ねるということの方が正確に見えますね。髪を束ねる他のシステムはありますか?
– マフラー。
– 髪ゴム。
– 輪ゴム。
– 靴紐。
– 草や花輪とか
– 良いでしょう。さあ今度はグループプレイの時間です。
3〜4人で構成される生徒のグループに仕事が割り当てられます。一人が何かを失います。そして、他の者がその人に、どんなシステムが失ったものの代わりとなるかのヒントを与えます。
このようにして、全てのシステムは違う機能を行うことができるのだと確信できます。さらに、そのワークの中にプロパティや部分を見つけることも必要です。
6. スピーチスキルの向上と創造的な生産物
みなさんの机には白い紙が一枚あります。3分以内に、とても変わったこの紙の利用方法を見せてください。
紙は、主に紙飛行機を作るか細かく刻まれ紙吹雪を作るのに使われます。紙の他のプロパティを思い出してください。そして、折り紙の折り方を示してください。
7. まとめ
子どもたちが機能の概念をどのように理解したのかチェックしてください。子どもたちは、機能とプロパティを混同してはいけません。
[翻訳者注:このトピックのレッスン2は失われています。
著者の返信:トピック4から6は少し略された状態です。プレイと問題によって補完されます。 必要な場合には送ります。