トピック 7. 鏡の国

「鏡の国」というトピックは、一学期のまとめです。私たちは、システム操作のようなとても難しくて重要な知覚に対する方法論を学んできました。

この勉強の主な目的の一つが、世界の見方を構築することです。これはCIDコースの中で最も重要な動きの一つです。そして、私たちは基礎的な概念を見るためにもちろんこのトピックに戻ってきます。

“鏡の国”, “石鹸の人々” そして、その他の魅力的なアイデアは、親切な朗読者であるジャニ・ロダリによって子どもたちと大人に提供されます。 このプログラムの中にはそのようなトピックが一つだけあります。

もしあなたが望むのならシンプルな方法を使って最後のレッスンを受けることが出来ます。;たった一つの物質から造られている世界はどのように整理されているのか。

あなたはこのガイドの中で、生徒たちの想像力の段階的な”攪拌” を見つけるでしょう

 

1. 準備

2. 宿題のチェック

3. レッスンへの手引

– わたしはごく普通の傘を持っています。あなたのシステムについての知識を使って、誰かそれを見たことも使ったことも無い人に説明してみましょう。

– ある傘を作っている工場で驚きべき事件が起きました。傘作りに必要な材料が突然切れてしまいました。工場にはガラスだけが残されました。しかし、ガラスは傘作りに必要とされません。 ほとんどの従業員たちは家へ帰りました。

しかし、変わり者の従業員は工場に残り、ガラス吹き管を手に取りました。そして、なんとガラスの傘を目にしたのです。

「なんて素晴らしいんだ!」従業員の一人が言いました。

「こんなものガラクタだ」と他の従業員は言いました。

 

さて、あなたはこのガラスの傘についてどう思いますか?

良いものでしょうか。それとも悪いものでしょうか?

 

覚えておいてください。ガラスのいろいろなプロパティは状況によってその生産物を快適にしますし、逆にもなります。

 

4. メイントピック

魔法使いのデリ・デヴァイは、お祝いの言葉と新しい問題を送りました。
:ガラスのかさのためにシステム操作のダイアグラムを埋めてください。

 

上位システムの過去 ①  上位システム ②  上位システムの未来③

 

システムの過去④     システム⑤     システムの未来⑥

 

下位システムの過去⑦  下位システム⑧   下位システムの未来⑨

 

このダイアグラムにはシステム操作の全てが現れています。

生徒たちは、初めてこのことを知るでしょう。

そんなわけで、各箱の中を詳しく埋めることが大切なのです。概して、枠の中に描くということは、子どもたちにとってもっと簡単なことです。

下記は枠の中を埋める一例です。生徒たちは自分たちの考えたことで枠を埋めるでしょう。

 

ガラスの男はガラスの傘を発明し、作った。①  手にガラスの傘を持ったガラスの男 ②  ガラスの男の冒険。ガラスの傘は彼が友だちを見つける手伝いをしてくれる③

 

ガラスの傘はいぜんは砂、ソーダで、それが混ぜ合わされ熱されガラスの傘が現れた。④

ガラスの傘⑤

ガラスの傘はとても大きくなり、ガラスの男の家になる。⑥

 

白い砂、ソーダ、等⑦

傘の一番上には、持ち手と飾り⑧

傘の家にはドアや窓などがなければいけない。⑨

 

ガラスの傘、ガラスの男、ガラスの家などに関するおとぎ話の中でこれらは既に出てきています。 さて、もし世界のすべてがガラスだけで出来ているとしたら何が起きるでしょう?

 

ガラスの国

ジャニ・ロダリ

 

怠け者と呼ばれている乞食のジョバンニノがボートをこいでいました。

かれは、ちょっと休もうとおもいました。

そして、すてきな島にいるところを思い浮かべました。

そこにあるもの、たとえば木も家も、すべてガラスでできていて、
太陽の光でかがやいてみえました。:

人々はクリスタルでできていて、きれいな水のように透明でした。

そんなわけで、みんなおたがいの気持ちが簡単に読めるのでした。

ちょっとぼうしを上げてみてください。

すると、すぐにみんなあなたが何をしているのかわかるでしょう。

でも、ひとびとはぼうしを上げずに
通り過ぎるのでした。

みんながわたしたちのことを
なんでも知っているのは嬉しいものではありません。

ガラスというものはとても珍しいものです。

一年生のためのカードインデックスの中にあなたはガラスの歴史と素晴らしい学者と彼の素晴らしいガラスについての情報を見つけるでしょう。

 

6. スピーチスキルの成長と創造的な物の生産活動

昔々、まだ魔法使いがまだ人々と一緒に暮らしていた頃、ガラスの一部に命が吹き込まれました。

棚にある普通のグラスや水差しにある”命が吹き込まれたガラス”の代わりに、ガラスに命を吹き込まれて作られたガラス男たちは国中を動き回り素晴らしい出来事に遭遇しました。

 

”ガラス男”を作り出してください!

 

グループによってガラス男の物語は異なるでしょう。スケッチブックに生徒たちのアイデアを描いたり書くと便利でしょう。下記の質問が助けとなるでしょう。

どんな場合にガラスの男たちは透明性が必要となるでしょうか。 そして、どんなときに不便となるでしょう? ガラスの男はどんなシステムを取り入れるべきでしょう?そしてどんなシステムを避けるべきでしょう?

 

– ラッシュのときにバスに乗るのはガラスの男にとって大変だと思う。

– 割れて粉々になっちゃうよね!

– 我々はどうやってガラスの男を助けてあげられますか?

(どのようにガラスの男を助けるのかいろいろなアイデアが出される。)

– あなたたちのアイデアの中のいくつかは好きではありません・・・。ガラスがどのように作られるのか思い出しましょう。

– 全部混ぜられて熱せられる。

– そのとおりです。ソーダ、砂、その他の原料が混ぜ合わされとても高い熱で熱せられます。液体や粘着性の塊が生み出されます。そのような塊は壊れません。そこで、ガラスの男は暑いところに住む必要があります。

– 太陽。

– 駄目です。暑すぎます。ガラスの男は燃えてしまいます。

– コンロの中。

– 瓶やガラスが作られる工場。

– 「命を吹き込まれたガラス」は彼らを流体に保ち、壊れない温度の温度の星を見つけたと思います。これにより、ガラスの国は冬でもよるでもいつでも暑い状態になりました。私達の周りのものは流れ、変化します。

– さあ、ガラスの国の生活がどのように準備されたのか見てみましょう。

家:もしガラスを吹いたら、風船を手に入れられます。家は球体です。

移動手段:ガラスの国にあるものは全て浮いています。浮くのに便利な道を作ることが必要です。

服装:形が変わる色付きのガラス。

 

このようにして、我々はガラスの国の物語を創り上げました。主人公など登場人物を決めて、話を創っても面白いですね。全てはあなたたちの想像力にかかっています。

 

7. まとめ

ガラスの国を創り上げた概念に意識を向けてください。そして、ガラスの国がどのように作られたのかを考えてください。

 

 

参考文献

1. Altov G.: “And Suddenly the Inventor Appeared”, Detskaya Literatura, Moscow, 1989.
2. Bashaeva T.V.: “Children’s Developing of Perception”, Akademia nauk, Yaroslavl, 1997.
3. Belobrykina V.G.: “How to Become a Magician”, Moscow, 1994.
4. Granovskaya R.M.: “Elements of Practical Psychology”, Publishing House Svet, Sankt-Petersburg, 1997.
5. Grinder and Bendler: “From the Frog to the Princes (neirolinguistic programming)”.
6. “Children’s Encyclopedia”, Rosmen, 1994.
7. “Games: Educating, Traning, Recreation”, edited by V.V. Petrusinsky, Novaya shkola, Moscow, 1994.
8. Kryazheva N.L.: “Developing of Emotional World of the Children”, Akademia razvitiya, Yaroslav,1997
9. Kuryachaya M.: “Chemistry in Pictures”, Detskaya literatura, Moscow, 1992
10. Seminar materials of Murashkowska I.N. and Nesterenko A.A., 1994-1995
11. Murashkowska I.N.: “When I Become a Magician”, Theory of Knowledge, issue 5, Riga, 1993.
12. Murashkowska I.N. and Valums N.P.: “The Non-stop Pictures”, Publishing TOO “TRIZ-Shans”, Sankt-Petersburg, 1995.
13. Nesterenko AA.: “The Land of riddles. The Method of Using Riddles”, TRIZ Magazine 3.4.92
14. Rodari, J.: “Fantasy Grammar”, Progress, Moscow, 1990.
15. Rubina N.V.: “Creative Imagination Developing course for the elementary school”, Petrozavodsk, 1996.
16. Rubina N.V.: ” Workbook on CID (Creative Imagination Development) for a first grade (first semester)”, Petrozavodsk, 1998
17. Magazine “Tram”. 1.1.90
18. Uralskaya V.L. and Litvin S.S.: “Conjuring Trick as a Subject of Education and a Method”, Magazine TRIZ. 3.4.92.

END of the Guide-book 1-1