かっぱ寿司を運営するカッパ・クリエイトの田辺公己社長が、ライバルである「はま寿司」の営業秘密を不正に取得したとして、警視庁から不正競争防止法違反容疑で捜査されているそうです。(リンク先はカッパ・クリエイトのウェブサイト)
当社役員に対する競合会社からの告訴について

田辺社長はカッパ社に入るまで、はま寿司の親会社「ゼンショーホールディングス」に勤めていたため、はま寿司内部に関係者がいます。
田辺社長はカッパ社顧問に着任した2020年11月~12月中旬にその内部の関係者から複数回、はま寿司の売り上げデータなどをメールで受理した疑いがあるそうです。
これだけ立場が上で大きな会社の人の不正競争行為は話題性がありますね。
会社のブランド力にも影響を与えてしまいそうです(カッパ社の誠実な対応は好印象でしたが株価は下がっていました。)。

よく転職の手土産としてこういう不正競争行為は行われていると思いますが、十年以下の懲役若しくは二千万円以下の罰金又はこれを併科という重い罰則がありますし、ほんの些細なことでバレてしまうのでやめておきましょう。

「これくらい大丈夫だろう」と思ったことでも重大な犯罪だったということはよくあるので、心配な方はお問い合わせ下さい。
前科がついてしまうと転職も難しくなってしまいます。

なお、他にどういう行為が不正競争行為に該当するのだろう?と思われるかたは、このブログのカテゴリー「不正競争防止法」を御覧ください。