令和3年度弁理士短答式試験のボーダー

昨日は令和3年度弁理士短答式試験でした。受験された方々、お疲れ様でした。

色々話を聞いたのですが、特許法が非常に難しかったようですね。
「いくつあるか問題」が多く、時間切れになったという人もちらほら・・・。

特許法以外は通常の難易度とのことですので、特許法で精神を削られた人は再起不能になり、何クソと思い他法で頑張った人は合格するという精神力を試す試験だったようです。
すなわち、精神力の強い弁理士を求めているわけですね・・・(?)

ただ、これだけ難易度が上がると(特許法だけですが)、例年以上に39点に届かない人も現れると思います。
すると、期待出来るのが「ボーダーが下がる可能性」です。

たとえば、ボーダーが38点に下がったら、駄目だと諦めていた人でも受かってしまうわけですから、8月10日が来るまでは諦めないほうが良いでしょう。

ところで、昔私が受験生だった頃、ボーダーが極端に下がった時代があったように記憶しています。
平成16年かその辺りです。
そして、ボーダーは38点どころか36点でした(37だったかな?いや、多分36)。
短答だけは得意だったのでそれでも短答試験には受かりましたが論文で撃沈しました。
また、今のように短答試験に一度受かったら免除という制度もありませんでしたので、翌年再度短答試験を受けました。

記憶違いだったら申し訳ないですが、そういう年もあったので、今年の受験生は37点以上の人は念の為論文の勉強をはじめておいた方が良いと思います。
といっても不安でなかなかやる気が出ないでしょうから、趣旨を覚えるというように口述っぽい勉強の仕方で良いと思います。
(3次試験でも役立ちますし、2問のうち一問は趣旨問題が出る可能性があるのでいずれにせよ趣旨を覚えるのは役立ちます)

というわけで、今年36点で落ち込んでいる人は、まだ諦めないでください。
また、35点以下の人は、来年があるのですから落ち込まないで今の時期は遊んで気分転換してください。

苦しんだほうが達成できたときの感動も大きいものです。