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*この記事は旧ブログ「問題解決中」の記事と同じです。実際に描かれたのは2年ほど前です。リンクを下さっていた方はこのブログのアドレスに設定し直してくださると助かります。

 

人は自分のことを過大評価しがちです。
無意識のうちに「自分の意見は世界の常識」と考え、自分と違う価値観の人間を「ありえない」と軽蔑し、他人も自分と同じように自分のことを見てくれていると認識しがちです。

 

ですから、自分では「仕事が出来る頼りがいのある美形」と思っていたのに、周りからは「自意識過剰で他人の意見を聞かないナルシスト」と思われている可能性もあります。

 

そのため、他人の本音なんて聞かない方が精神的に楽なのですが、「悪口」ではなく「本音」を聞けると自分の悪い点を治せるのでプラスになります。

 

また、彼氏・彼女の本音を知りたい、挨拶を返してくれないママ友の気持ちを知りたい、部下や生徒からどう思われているか知りたいという個人的なことの他にも、顧客の本音を知ることができればビジネス上プラスになります。

 

といっても、他人はなかなか本音を語ってくれません。

深い仲でない友人は人間関係を壊すのが嫌で本音を語ってくれませんし、部下は昇進に影響するのが怖くて「評価に影響なんてしないから正直に言ってくれ」と言う上司に本音なんて言いません。不倫中の男性は、格安で快楽を与えてくれる都合の良い女性に逃げられないように嘘で相手を繋ぎ留めます。

 

通常通り暮らしているだけでは、偶然トイレで自分の噂話をしているところに出くわしたというようなドラマのなかのような展開がない限りなかなか本音を聞くことはできません。

 

したがって、なんらかの手段を講じて本音を聞けるようにすることが必要です。

 

では、どのような手段を採れるでしょうか。

 

まず、「本音を知りたい」という気持ちを「本音を聞けないから適切な行動を採れない」という問題へと変換します。

 

すると、この問題も他の問題と同じようにツールにあてはめて問題解決出来そうです。

 

発明原理2「分離原理」 発明原理35「パラメータ変更原理」 発明原理33「均質性原理」

相手への態度を軟化させたり熱を冷ましたり場所を変えることにより本音を話しやすくする雰囲気に持っていきます。

会社や周りに人がいるところでは話しにくいことでも、飲みながら上下関係のない砕けた感じで話せば本音も語りやすくなります。

 

ただし、本音を聞き出した後に態度を硬化させてはいけません。
二度と本音を語ってくれなくなります。

なお、部下たちが飲んでいるところにこっそり行って愚痴っているところで耳をそばだてるという手段もあります(笑)

 

発明原理6「汎用性原理」

 

本音を聞きたい相手に答えにくいことについて「あなたはどう思う?」と尋ねても正直に答えてくれないでしょう。

そこで、一般化して質問します。

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たとえば、彼女が男友達と二人きりで遊ぶことについて不満を持っていて、どういうつもりなんだ!と聞いても「別にただの友達だから何でもないよ」という当たり障りのない答えしか返ってこないでしょう。

そこで、「彼女がいるのに女友達と二人で遊びに行くやつってどう思う?」と性別を変えて一般論として質問してみます。

 

その質問への答えを聞いた後、「じゃあ、彼氏がいるのに男友達と遊びに行くやつってどう思う?」と、より彼女のしていることに近い質問をします。

 

すると「友達が多いことはいいことだから悪いことじゃないと思う」という意見が聞けたり、「恋人が良い気分にはならないよね。あまり良いことじゃないと思う。男女間に真の友情なんて芽生えないし。

異性の友達はキープとしての存在」という本音が聞けたりするかもしれません。

 

発明原理28「メカニズム代替原理」

面と向かっては話せないことでもショートメッセージや電話でなら伝えられることもあるでしょう。
また、ブログやツイッターに本音を漏らしている可能性もあります。

 

発明原理24「仲介原理」
第三者に聞いてみるのも一つの手段です。
しかし、「あのひと、私のこと何か言っていた?」というような尋ね方をしても話しにくいので質問の仕方に気を付ける必要があります。

 

なお、子供に聞くというのも良い手段です。子供は本音をそのまんま話しますから。
ただし、誤った思い込みをそのまま話してくることもあるので要注意です(笑)

 

なお、自分や自社の評判に関しては、電話で意見を聞くだけでなくSNSで自分以外の相手へ向けられたメッセージを覗き見ると良いでしょう。

 

発明原理39「不活性雰囲気原理」

言葉ではなく行動から判断するようにしてはどうでしょう。

人間はいくらでも嘘をつくことができます。しかし、態度や行動は嘘をつくことが出来ません。

「先輩のことを尊敬しています」と言いつつも待ち合わせにいつも遅刻してくる人は本当は自分のことを尊敬していません。

「愛している」と言いながらいつまでも離婚に踏み切れない不倫男性は自分のことを都合の良い遊べる女と見ています。

 

目は口程に物を言うと言いますが、真っすぐに人を見つめながら嘘をつく詐欺師もいますので、他人の言葉ではなく行動で判断するようにすると簡単に騙されたり痛い勘違いをしないで済むでしょう。

 

本音を知りたいときには、言葉で質問するのではなく、行動を観察しましょう。

 

以上いろいろと健闘してきました。
使える方法は見つかったでしょうか。

 

本音を聞くことは耳が痛く、知らなければよかったと思うこともありますが、自分を客観的に見ることができるまたとない機会なのでぜひ有効活用したいものです。

 

ただし、打たれ弱い人や精神的に参っている人は本音を聞かない方が良いでしょう。

鬱になってしまう可能性を高めますから。
知らぬが仏という言葉もあります。

 

特に、ビジネスの場合には個人的な感情は向こうへ追いやって好かれようとしないでいることも重要かもしれませんね。