なぜ誰もグーグルやTwitterのアルゴリズムについて断定出来ないのか

「検索上位に表示されるには」「SEOに強いサイトを作る」
等といった言葉はウェブサイト運営者やブロガーの興味を惹くことと思います。

そのため、インターネットを見ていると、頻繁に上記の言葉を目にするのですが、「SEOに強くなるためには◯◯をしてはいけない。△△をすべき」と断言していることはありませんよね。(断言しているのを見たことがある?そ、そんなことは無いはずです・・・)

その理由についてご説明してみたいと思います。

一言で言ってしまうと、「アルゴリズムを知ることの出来る人は企業トップなど限られた人だけだから」です。

グーグル検索で上位に表示されるアルゴリズムやTwitterで頻繁に表示されるアルゴリズムというものは、重要な営業秘密であり、各会社内のトップ層の人しか知らないトップシークレットです。

営業秘密の例としては、他には顧客情報、研究報告書などがあげられます。
外部に漏れてしまうと様々な問題を引き起こしてしまうことは容易に見て取れますよね。
(実際に、営業秘密が盗み出されたというニュースを見聞きしたことも多いと思います)

同じようにグーグルやTwitterのアルゴリズムも一部の人にだけ教えてしまうと混乱が起きます。
そもそも、アルゴリズムをこっそり教えてもらってその情報を開示して儲けるとかアルゴリズムを盗み出すというのは犯罪です。
こっそり教えてもらった機密情報を後になって機密情報だということに気づいてからその秘密を使用したり開示することも犯罪行為です。

したがって、誰もアルゴリズムについて本当のことは知り得ません。
元社員でもそうです。

では、アルゴリズムを知ることは無理なのかというと、突然のアクセスの増減や試行錯誤によって推測することは出来ます。
もちろん間違っていることもあるでしょうが合っていることもあるでしょう。

悩ましいのは、アルゴリズムを解析したように見えてもすぐにまたアップデートされてしまうことです。
しかも、いつアップデートが行われるかわかりません。

そんなわけで、SEO業者はグーグルやTwitterのアルゴリズムに振り回されて苦労しているというわけです。