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こんにちは、年末の大掃除に追われている福田です。

*この記事も旧ブログ「問題解決中」のもので実際に書かれたのは2〜3年前です。

 

今年も残す所あと3週間を切りました。2016年1月1日になると、法律的にもいろいろな事が起こります。著作権のような知的財産権の満了日は厳密な日付を用いず、12月31日で満了することになっているからです。

 

たとえば、アンネの日記やヒトラーのわが闘争の著作権切れにより誰もがそれらの本を出版できるようになります。

 

また、改正法の施行も始まります。
なかでも、不正競争防止法の営業秘密に関しては厳罰化されます。

 

たとえば、改正前は罰金の上限が個人1000万円、法人3億円だったのが、個人2000万円、法人5億円となります(海外で使用すると、この額は個人3000万円、法人10億円となります)。

 

また、営業秘密侵害行為によって得た収益を上限なく没収出来るようになります(任意的没収規定)。つまり、犯罪行為により生じた財産は、裁判所が犯人の資力などを考慮し没収します。

 

また、営業秘密侵害罪は非親告罪化します。

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営業秘密転得者の処罰範囲も拡大し、海外サーバーに置かれた営業秘密を海外で取得する行為や未遂行為(たとえば、不正アクセスしたが証拠隠滅を図った)も処罰されることから、今まで「法的にグレー」で済んでいた行為も「完全にブラック」になります。

 

過去を振り返ってみても、ベネッセの顧客情報流出や東芝の技術流出、エディオンから転職した元社員による情報不正入手など、営業秘密関連で世間を賑わせた事件はたくさんありますよね。

 

これからはさらにサイバー犯罪が増えると思われることから、この厳罰化は望ましいといえます。

 

さて、この厳罰化に伴い全国の警察では、営業秘密の保護に関するポストが新設されることになりました。

 

営業秘密保護対策官という名称です。

 

産業スパイ捜査指揮官の方がカッコいい響きだな〜。マンガに出てきそうな。

階級は警部・警視級らしいです。

 

営業秘密のような目に見えない財産=知的財産を保護するために営業秘密保護対策官には大活躍してほしいです。

こんな人たちが必要とされない社会が理想ですけどね・・・。