*この記事は旧ブログ「問題解決中」の記事と同じです。実際に描かれたのは2年ほど前です。リンクを下さっていた方はこのブログのアドレスに設定し直してくださると助かります。

 

私、福田はここ数年間の間で、ASUS,Acer,LENOVOのパソコンを始め、クロームブックなど格安パソコンをたくさん購入しました(子供が触るとすぐ壊れます・・・)。

 

AcerとLENOVOのパソコンはちょうど保証期限が切れた頃に壊れたため、またクロームブック(東芝製)は買って半年で壊れたために頻繁に買い替えることになってしまいました。

 

所詮格安パソコン。使い捨てです。

 

4万円以下で購入したパソコンを修理するためにかかる費用は2~4万円。これなら外部の修理業者に修理を依頼することなく新しいパソコンを購入します。

 

パソコンを売っているメーカー側からしてみれば、「保証期間が過ぎたらすぐに壊れる」のが理想です。

ですからAcerやLENOVOは理想の経営をしていることになります。

 

しかし、企業側の理想は消費者から見てみれば、「不満」でしかありません。

 

ですから、企業側からの理想だけを追求している会社は、消費者目線の会社が現れれば駆逐されることになります。

 

というか、私のような不満を持っている消費者はたくさんいるので、近い将来このようなメーカー側の理想だけを追求したビジネスは難しくなっていくでしょう。

 

このブログでも過去に何度か述べたように、進化のトレンド上、「顧客に便利に。企業側に一方的に有利ではない」状況になるのは当然です。

 

最近はHPのようにパソコンの下取りサービスをしている会社もありますが、「永遠に使えるパソコン」を販売している会社はありません。

 

壊れたパソコンを集めて使える部品を使って生産している会社もありますが、まだまだ回収率は低めです。

 

私の知る限り、まだ「永遠に使えるパソコン」を販売している会社はないので、そんな会社が現れれば、顧客は一気に流れてしまうと思います。

 

なお、ここで私が「永遠に使える」といっているのは、「壊れない」という意味ではなく、「所有権が会社側にあるため、壊れたらいつでも修理してくれて、使った分だけ課金されるパソコン」という意味です。

 

一種のレンタルパソコンです。

 

顧客は「パソコンというもの」自体が欲しいのではなく、「パソコンを使いたい」だけです。

 

Macbookairが欲しい!と一定のブランドに愛着を持っている人もいますが、「快適にパソコンを使えればメーカーにはこだわらない」という人も多いでしょう。

 

時と場合によってパソコンを使い分けたい人もいるかもしれません。

 

家ではディスクトップ型、外出するときはノートパソコンというように。

 

問題は、顧客の個人データの流出と顧客のパソコンの扱い方です。

 

しかし、データはクラウドにあげるようにして、修理する際には履歴データなどは消すようにすれば
レンタルパソコンも可能でしょう。

 

よくビジネスホテルでやっている1日500円でレンタルパソコンという程度のレンタルではなく、使った分だけ課金されていき、いつでも修理やアップグレードしてくれる格安の(1日100円、1年間使って3万円程度の)パソコンを提供できれば、そんな企業のブランド価値は相当高くなると思います。

 

パソコンメーカー大手は既存の売り切り型のビジネスに影響が出てしまうためすぐにはレンタルパソコンに移行出来ないでしょうから、レンタルパソコンを提供するベンチャー企業が出たら一気にシェアを奪ってしまうチャンスが潜んでいそうです。