知的財産権侵害物品を見かけた場合にとり得る措置3つ【現実的な対処法】

メルカリやヤフオクを利用すれば様々な商品を売買することが出来ます。

公序良俗違反物品のように販売禁止物品もありますが、規約を無視して販売してしまっている人もたくさんいます。
特に、著作権や商標権など知的財産権のある物品については知的財産権の存在を無視して、または知らずに販売していることもしばしばあります。

知的財産権の論文問題では、「権利者が権利を侵害された場合にとり得る措置」「権利者から警告を受けた場合にとり得る措置」というような論文を書かされることはありますが、「第三者(関係のない人)が権利侵害を見かけた場合に取り得る措置」なんてどこにも載っていません。

 

そこで今日は、試験には何の役にも立たないけれど、現実生活のなかで役に立つかもしれないことを書いてみます。
(論文試験を受ける人はこんな記事読んでいる場合じゃありませんよ!)

知的財産権侵害物品を見かけたときにできること3つ

知的財産権侵害物品を見かけたときにできること①

知的財産権違反物品を見かけたときには、運営に通報することができます。
ところが、違反物品の数が多過ぎると、運営側では対処しきれなくなります。

違反物品の公開を許していると、プラットフォームの信頼性が失われてしまうので違反物品は速やかに排除しなくてはいけません。

しかし、運営側の人手が足りない。

そのため、毎日無数の違反物品が売買されているという状況になってしまっています。

 

この状態を改善する方法としては、プラットフォーム側に人手を増やすことが大事です。

また、もう一つの方法としては、「違法物品を見かけた人がその販売を即座に禁止できる制度を設ける」ことも効果的でしょう。

 

日本人は「ズルい」ことが嫌いと言われています。
そのため、違反物品を見かけた時は「違反して儲けやがって」という気持ちになりやすいといえます。

 

ということは、運営側が人を増やさなくても、ユーザーを「監視者」にすることができるのでお得です。

 

ただし、単なるいちゃもんをつけるためだとかライバルを蹴落とすために違反報告をする人もいるでしょう。

 

したがって、「違反報告を受けていますよ表示」をして、注意を喚起する程度に留めるのが良いのかもしれません。

 

知的財産権侵害物品を見かけたときに他にできること

さて、知的財産権侵害物品を発見した場合、運営に通報することもできますが、

権利侵害をしている人に直接「違反していますよ」と伝えたり、

権利を侵害されている人(法人含む)にその事実を伝えることも出来ます。

 

ただし、②権利侵害をしている人に直接「違反していますよ」と伝えることには危険を伴います。

なぜなら、「自分の非を指摘された人は良い気分にならないから」です。

 

日常生活の中でも他者に褒められると良い気分になりますが、間違っていると言われるとカチンと来るのではないでしょうか。

もちろん、尊敬する人や信頼している人から言われたら別です。
素直に聞いて自分の非を改めることができるでしょう。

sponsored link

 

ところが、仲が良いわけではない人や通りすがりの人に指摘されたら、ムッとしてしまいます。

信頼関係が構築されていないからです。

(たとえば、「ここにゴミを捨てるな!」とか「騒ぐな!」など)

 

ひどい場合には、「何もしていないのにいちゃもんを付けてきた」と逆ギレされる恐れがあります。

 

そんなことあるわけないだろうと思うかもしれませんが本当です。

 

たとえば、私は過去に知らない人から著作権侵害の相談を受けました。その人に対して少なくない時間をかけ、法律に則ったアドバイスをしました。

するとなんということでしょう。

「福田さんはそういうこと言うんですね!見損ないました!」
と怒られました。

 

いや、ちょっと待ってwww

私はあなたと何の関係もありませんよ?
一円も受け取らずに完全なる善意で法律の説明をしただけですよっ!?

 

そんなわけで、「他者が悪いときにはたとえ善意であっても指摘をすることは逆ギレされる恐れがある」ということを念頭に置いておくのが自らの身を守るには良いと思います。

 

ただ、本当は、その「指摘」は相手を救うことになるので「言ってあげるべき」なんですよね。

 

だって、悪いことして逮捕されたりしたら怖いじゃないですか。
普通の人は逮捕されただけで人生終わりと思うくらいあり得ない世界じゃないですか。

 

それを未然に防げるので、個人間で水面下で指摘してあげるって実はすごく親切な行為なんです。

 

ところが、指摘される側にはそれがわからないのでトラブルになるわけで・・・。

 

なお、知的財産権侵害物品を販売している人が「嫌いな人」だった場合には、権利者に情報提供することが効果的でしょう。

あなたがチクってくれたお陰で公式が怒って知的財産権を侵害している人に正義の鉄槌を下してくれる可能性がありますから。

特に、ディズニーやカプコンや任天堂のようにキャラクターのイメージを大事にしている企業は、法的措置をとってくれる可能性があります。
(たとえば、任天堂は過去にポケモンの同人誌を創って販売している同人作家さん(それほど有名でない)を訴えたこともあります)

 

知的財産権って目に見えるものでは無いので、公式がある程度強い態度に出ないと舐められてしまって侵害行為が広まりやすいですから。

といっても知的財産権の侵害は簡単なので叩いても叩いても出てきます。

そんなわけで、最近では諦めから黙認化されている感じです。

もちろんただ黙認するわけではなくて、動画の一部を宣伝目的で使ってもらうという方法を推奨しています。
各社いろいろ考えていますね!

まとめ

以上、いろいろと書いてきましたが、知的財産権侵害物品を見かけたら、「運営に通報」が一番簡易な方法です。

また、「知的財産権の権利者に通報」は、権利侵害をしている人に最もダメージを与えられる方法です(笑)。

 

そして、「権利侵害をしている人に権利侵害だと指摘すること」は、逆ギレされる危険があるのでちょっと危険な行為です。

 

時と場合によってこの3つを使い分けましょう。

弁理士試験受験生も、ここ、試験に出るからね!(出ません)