政府は医療費を抑制するために、価格が安い後発医薬品(ジェネリック)の使用割合を現在の50%程度から、2020年度までのなるべく早い時期に、80%以上に引き上げるとする目標を掲げています。

 

しかし、昨日NHKのサイトに「ジェネリック医薬品について、医師の半数以上が不信感を持っている」という記事が載っていました。

 

後発医薬品については新薬に比べ情報提供が少なく、副作用の危険性などが払拭出来ないからというのが主な理由です。

 

実際、ジェネリック医薬品については、価格の安さばかりがクローズアップされており、効果や副作用についてはあまり語られていないように思えます。

 

ジェネリック医薬品を販売する会社のホームページをいろいろと見てみたのですが、情報提供が少なすぎるように感じました。

 

もちろん価格が安いということは大きな利点です。

 

しかし、薬は安かろう悪かろうが許される製品ではありません。

 

安いから効果がなかったでは意味がないのです。

 

薬に比べると、ジェネリック家具やジェネリック家電はまだ安心して買えるでしょう。

もちろん「本家の信頼感」や「本家の品質」というものは薬と同じように存在します。

 

他社の知的財産権が既に存在しなくなったものは、研究開発費がかからない分、格安で製造出来ます。
だからといって安全性や品質が劣っていては需要者に不利益を及ぼします。

 

消費者も格安だからといって飛びつかないように気をつける必要があります。

 

ジェネリックについて詳しくはこちらに記載してあります。
ジェネリックとその問題点

*この記事は旧ブログ「問題解決中」の記事です。実際に書かれたのは2年ほど前です。